福岡に強いマンション投資会社5選！利回りはどれぐらい見込める？

福岡に強いマンション投資会社5選

福岡でマンション経営を行うなら、当エリアに強い不動産投資会社を選ぶことが、安定した経営につながります。

そこで福岡に強いマンション投資会社として以下の5社を紹介します。

えん

マンションブランド「エンクレスト」を販売する株式会社えんは、福岡市を中心にマンションの建築・開発・総合管理を行う不動産投資会社です。

2003～2023年まで福岡県下の分譲マンション販売実績投資型部門で実に21年連続№1に輝いている地元のトップブランドです。

福岡市でマンションを購入するなら最初に検討したい不動産投資会社といえるでしょう。

ランドネット

ランドネットは、東証スタンダード市場に上場している不動産投資会社です。

投資用中古マンションの売買・賃貸・管理を行い、47都道府県で1,329件（2024年12月13日時点）の中古マンションを取り扱っています。

間取りもワンルームから4LDKまで、幅広いタイプから選択できるので、中古マンションを購入するなら、有力な選択肢の１つになります。

シュアーイノベーション

シュアーイノベーションは、ProTechサービス「MIRAP」を展開する不動産投資会社です。

同サービスを利用して、不動産売買仲介、不動産販売、不動産管理、不動産価格査定などの事業を行っています。

独自開発のAIでエリアを厳選し、購入後はアプリのチェックだけでマンション経営できるなど、テクノロジーを駆使したサービスで定評があります。

管理手数料が業界最安水準の1,000円～というのも魅力です。

GAテクノロジーズ

ネット不動産サービス「リノシー」を運営するGAテクノロジーズは、東証グロース市場に上場している不動産投資会社です。

リノシーは月々1万円から不動産投資を始められる手軽さが受けて、不動産投資売上№1（2024年3月、東京商工リサーチ調べ）に輝いています。

物件購入後は、管理・運用から確定申告までアプリでほったらかし運用できるのが人気の理由です。

ダイナ

ダイナは、資産価値の高いワンルームタイプを中心にマンションを提供する不動産投資会社です。

企画事業・レジデンス事業・アセットマネジメント事業・住宅流通事業の4つの柱で事業を展開しています。

福岡市を中心に分譲マンションを販売しているので、福岡市で新築マンションに投資したい人に向いています。

福岡でマンション投資をするメリット

福岡で行うマンション投資には以下のようなメリットがあります。

若年層の人口が増えている

将来人口の減少が問題になる中で、福岡は若年層人口の増加が見込める希少なエリアです。

公益財団法人福岡アジア都市研究所情報戦略室が公表している「FUKUOKA GROWTH 2024」によると、福岡市は2023年における若年層（15～29歳）の転入者が以下のように増加しています。

	転入者	転出者	超過人数	増加率
15～19歳	5,087人	2,840人	2,247人	79.1％
20～24歳	17,910人	14,018人	3,892人	27.8％
25～29歳	14,626人	14,009人	617人	4.4％
合計	37,623人	30,867人	6,756人	21.9％

出典：公益財団法人福岡アジア都市研究所情報戦略室「FUKUOKA GROWTH 2024」

不動産投資会社が販売する物件はワンルームマンションが多いので、主要なターゲットである単身者が福岡市で増加しているのは大きな魅力です。

物件価格が安い

福岡県は東京都に比べると物件価格が安いというメリットがあります。

国土交通省が2024年10月に発表した都道府県別のマンション価格ランキングによると、1位の東京都の坪単価が328.96万円であるのに対して、10位の福岡県は121.04万円と坪当たり200万円も安く買えます。

東京都は特別としても、2位神奈川県（192.96円）との比較でも坪当たり70万円程度安い水準です。

初期費用を抑えたい人にとっては、福岡県は穴場的存在かもしれません。

都市開発が進んでいる

福岡市では現在「天神ビッグバン」なる大規模な都市開発工事が行われています。

開発が進めば都市としての魅力が増し、天神駅からその周辺地域までの物件にも入居者を呼び込むことが期待できます。

福岡でマンション投資をするデメリット

福岡でマンション投資をするには、以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。

銀行融資を受けにくい

福岡にある物件をほかの地域に住む投資家が購入する場合、銀行融資を受けにくいというデメリットがあります。

都市銀行が融資する可能性は低いので、地方銀行に融資を依頼することになります。

地方銀行は原則として管轄エリアに居住している人に融資するので、東京など他地域の人は不動産投資ローンに申し込みできない可能性があります。

東京の人は管理しにくい

東京23区を中心に物件を購入している投資家が、分散投資の一環として福岡の物件を購入した場合、管理がしにくいというデメリットがあります。

現地を訪れるのが年に数回だったとしても、東京から福岡へは高額な交通費がかかります。

年収が低い

厚生労働省が行った「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、全国の平均賃金31万8,300円に対して、福岡県の賃金は29万7,300円となっています。

1位東京の36万8,500円に比べると大幅に低い水準です。

年収に換算するとさらに差は広がるので、不動産の投資先としては見劣りします。

福岡と主要都市の利回りを比較

健美家が公表している「収益物件市場レポート2023年4～6月期」によると福岡と主要都市の区分マンション（築10年未満）平均利回りは下表のとおりです。利回りは表面利回りのため高めに出ています。

ほとんどの都市は4％台で著しい差はないので、それほど利回りを気にする必要はありませんが、福岡市は物件価格が安い分、東京23区や横浜市よりは高い利回りを得られそうです。

東京23区	4.11％
横浜市	4.37％
埼玉主要都市	4.43％
千葉主要都市	4.74％
札幌市	4.48％
仙台市	5.07％
名古屋市	4.70％
京都市	4.58％
大阪市	4.80％
神戸市	4.90％
広島市	4.11％
福岡市	4.54％

福岡のマンション投資に関連する質問

福岡の家賃相場は？

SUUMOの調べによる福岡市のワンルームマンション家賃相場は、市の中心地である博多区が5.2万円、中央区が5.1万円となっています。

東京の人気エリアが8～10万円、横浜の人気エリアが6～7万円であるのに比べると安いですが、ほかの九州各県（3～4万円）と比べれば高い家賃といえます。

家賃が安いことはオーナーにとってはマイナスですが、入居者から見れば魅力的なので、一概に安いから不利とは限りません。

福岡の住みやすさは？

入居者を獲得するためには、住みよい街であることは重要な要素です。

日経BP総合研究所が運営するWebサイトが調査した「シティブランド・ランキング－住みよい街2024－」によると、福岡市は総合TOP200で上位の16位にランクインしています。

また九州・沖縄エリアTOP20では堂々2位に選ばれており、住みよい街であることは間違いありません。

福岡の人口は？

賃貸経営にストレートに影響を与えるのが人口の増減です。

総務省統計局がまとめた「人口推計（2023年10月1日現在）」によると、2023年の福岡県の人口は前年比－0.26％とわずかな減少にとどまっています。

全国平均が－0.48％なので、福岡県は今後も緩やかな減少にとどまることが期待できます。