今回不動産テックラボでインタビューをさせていただいたのは、不動産投資営業の支援ツール「PORT」を運営している株式会社ポート様です。
不動産投資営業で使用するシミュレーションや収支計算など、今までExcelで作っていた資料作成をオンラインで簡単に作成できるため、大幅な業務効率化が見込めます。
営業のクオリティを上げたいとお考えの企業の方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。
不動産投資営業をDX化する「PORT」の公式サイトはこちら⇒
不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。
株式会社ポート様へのインタビュー内容を紹介します
それでは早速、「株式会社ポート様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。
Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、PORTの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」
3本柱として
- 営業資料作成機能
- 顧客ログイン用アプリ作成機能
- 営業管理サポート機能
があります。
一般的なSFA機能だけではなく、営業資料作成や、アフターサポートまで一貫して使えるのが特徴です。
営業資料作成機能としましては4大ツールとして
- 不動産長期シミュレーション
- 確定申告シミュレーション
- ライフプランシミュレーション
- AI相場シミュレーション
があります。
それぞれ非常に高精度になっておりまして、細部の計算ロジックに至るまで考え抜いて作られています。
営業マンの方々だけではなく、購入された個人オーナーの方々まで、高度でわかりやすいシミュレーションツールを使用することが可能です。
Q2.「次にPORTをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」
PORTは、元々私が投資用不動産会社の営業マンからキャリアをスタートしており、その経験の中で生まれた課題感を解決するために構想したものです。
PORTが誕生する前は、Excelで資料を作る会社が多く、一人ひとりのオーナー様の複雑な所有形態やリスク解析を、個人の営業マンがそれぞれ対応するのは非常に大きな負荷がかかっておりました。
そのため、お客様は簡単な数枚の計算書だけで数千万円のローンを組むことも多く、説明不足から来る不信感や、「こんなはずではなかった」という所有満足の低下に繋がっておりました。
販売する営業マンのためにも、購入されるオーナー様のためにも、高精度で柔軟なシミュレーターの作成が業界に必要不可欠だと考えました。
私は、新築物件も中古物件も区分も一棟物も「不動産投資自体は素晴らしい商品だ」と思っています。
問題があるとしたら、商品の不理解によって正しく現状やリスクを把握できていない事だと考えています。
逆に、そこが解決すれば多くの人々に喜ばれるのではないでしょうか。
PORT開発の根底にあるのは私自身の不動産投資、そして業界への思いや、大袈裟に言うと愛だと思っています。
Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際のPORTの強み・優位性を教えてください。」
実は、現状で言うと弊社が競合として認定しているサービスはありません。
営業の現場でも、ExcelでやるかPORTを使うのかという選択はあるのですが、他サービスと比較されることはほとんどありません。
その上で、弊社の強みとして考えているものが個別企業カスタマイズです。
導入企業様全てが同じものを使っているわけではなく、かなり多くの個別カスタマイズに応じております。
今では、1,000を超えるオリジナル資料や機能の企業分岐が入っております。
一社一社、一人ひとりの営業マンとオフラインで向き合ってきました。
それが、企業の皆様の満足に繋がっております。
システム導入では「導入したは良いものの社員が結果使いこなせなかった」というのが非常によく起こる課題です。
企業の意見やデザインに合わせていくカスタマイズが、そのリスクを大きく低下させてくれています。
不動産会社様も「同業他社と同じデザインは嫌だ」というご意見も多く、そういった意味でも喜んで頂いております。
そして、そこで得られたノウハウがPORT自体の向上に繋がっています。
もちろん、かなりのエンジニア工数を使うものであり、要件定義も含めて気の遠くなるような作業でしたが、そこが優位性であり、今後の他社参入の障壁にもなり得ると考えております。
Q4.「不動産投資営業のツール開発において、実際に営業実績のあるメンバーが開発に加わりましたか?」
不動産投資営業経験者としては私のみになります。
投資家としては、私も多くの不動産を個人で購入しておりますし、他にも投資不動産所有者のメンバーが何人か在籍しております。
そして何より、7,000名を超えるPORTを使用される全国の営業マンの方々のお声を元に、日々開発を強化しております。
そういった意味だと、業界全体の知見を結集させたシステムと言えると思います。
Q5.「すでに多くの導入実績がありますが、何社ほど導入していますか?また特に好評の機能があれば教えてください。」
今は約170社ほどに利用していただいております。
営業マンアカウントは7,000名以上、顧客としての登録は25万人以上です。
シミュレーション機能が特に好評いただいておりますが、個人オーナー様にマイページ(アプリ)を提供できるサービスも非常に人気があります。
営業マンの方々だけではなく、それを使う顧客の方々からも「分かりやすい」とのお声を多く頂いております。
Q6.「システムが苦手な社員でも直感的に使えますか?サポートもあれば教えてください。」
導入時の初回研修(1時間半程度)でほとんどの営業マンの方が使えるようになります。
無料研修は何度でも行うことができるので、定期的に行う企業様もございます。
現在はPDF形式のマニュアルをログイン後に閲覧できますが、動画マニュアルを作成中なので近く動画でマニュアルをご使用頂ける予定です。
研修は基本的に私が自ら行なっております。
単純に使用方法が学べるだけではなく、「不動産投資への理解が深まった」とご評価頂けることも多く、新人研修にご利用頂くこともあります。
もちろん、電話やオンラインでのサポートも可能です。
Q7.「PCを持ち運ばなくてもモバイルで完結できますか?」
スマートフォンでもタブレットでもすべての機能をご使用頂けます。
Webブラウザもカバー範囲が広く、基本的に全てのブラウザでご使用可能です。
Q8.「ライフプラン作成やシミュレーション機能もありますか?インターフェースにもこだわりがあれば教えてください。」
非常に高度なライフプラン作成ツールがあります。
ライフシミュレーションは2019年にリニューアルをしたのですが、リニューアルに約1年の期間をかけて作成した自信作です。
不動産運用やご自宅所有のシミュレーションと連動しているので、不動産を通じたライフプラン全般を可視化することができます。
インターフェースはとにかく「直感的に分かりやすく」を最も大事にしております。
その上で、投資商品やライフプランという重いテーマを、身近に感じられるようなポップなデザインも大事にしております。
Q9.「株式会社ポートとしての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」
ポート社は「高精度な投資シミュレーションを不動産投資業界に提供する」をファーストミッションとして掲げてきました。
次のフェーズとしては
「投資に限らず不動産に関わる全てのプレイヤーに高度でわかりやすいシミュレーションを提供する」を掲げております。
具体的な動きとしては、住宅業界・一棟投資業界への展開をスタートしております。
住宅業界は既に実績も出来始めているので、今後の展開が非常に楽しみです。
個人の不動産オーナー様の体験向上の施策としては、アプリをリリースしております。
最終的にはライフプランシミュレーションを更なる高みに向上させ、「すべての人々の手に届くライフマップの可視化ツール」として、不動産を通じて人生全体を管理出来るツールを多くの人々の手に届くように動いていきたいと考えております。
Q10.「最後にインタビュー記事の読者について、一言お願いします!」
弊社の記事を読んで頂きまして誠にありがとうございます。
これからも不動産業界に貢献出来るように尽力して参りますので、よろしくお願いいたします。
株式会社ポートの会社情報
会社名 | 株式会社ポート |
所在地 | 東京都港区芝浦1-13-10 第3東運ビル8階 |
代表取締役社長 | 齋藤 英晃 |
公式サイトURL | https://portlife.co.jp/ |
最後に
今回は、「PORT」を提供している株式会社ポート様のインタビュー記事を紹介しました。
前例のない画期的なサービスでありながら、デザインにまでこだわった個別カスタマイズにも力を入れている点が非常に印象的でした。
今後も不動産営業支援におけるオンリーワンのツールとして、多くの人を導いてくれることでしょう。
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからPORTの公式サイトをチェックしてみてください。
株式会社ポート様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!