今回不動産テックラボでインタビューをさせていただいたのは、4,000社以上の賃貸管理システムの導入実績を誇る株式会社ビジュアルリサーチ様です。
賃貸管理システムの開発を20年以上行って来たノウハウから実現したシステムで、会計ソフトとのスムーズな連動や、サポート体制の充実が特長です。
賃貸管理に関わるすべての方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。
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不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。
株式会社ビジュアルリサーチ様へのインタビュー内容を紹介します
それでは早速、インタビュー内容を紹介していきましょう。
Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず最初に、i-SPの概要について簡単に教えていただけますか?」
i-SPは、20年以上に及ぶ賃貸管理システム開発で培ったノウハウ・機能要件及び、これまでシステムを導入した不動産会社様の声を集約したシステムです。
賃貸管理システムの基本となるオーナーや物件、契約者のマスタ情報をベースとし新規契約、更新、解約の管理から家賃の入送金管理はもちろん、建物管理業務メニューもパッケージングした総合賃貸管理が行えます。
また、多くの導入会社様は会計ソフトとのデータ連動も行っており、その点も特長の一つといえるのかもしれません。
今後も業界やユーザー様のニーズに合わせて、オプション商品の拡充や不動産テックサービスとの連動などにより賃貸不動産業務に必要不可欠なプラットフォームシステムになれるよう尽力していきます。
Q2.「次にi-SPをスタートしたきっかけ・経緯を教えてください。」
それまで、ご要望に対してはSpace Managerのバージョンアップやオプション商材の拡充等で対応しておりましたが、「増えていく課題やこれからのニーズに応えられるシステムを」となると、それだけでは限界があるという結論に至りました。
そこで、システムを抜本的に見直すことになり、新システムの開発を行いました。
それによって開発されたシステムがi-SPになります。
i-SPは、Space Managerの主要課題の多くが標準機能で対応可能となっておりますので、標準的にカバーできる業務範囲が広がり、お客様にとってより利便性の高いシステムへと進化を遂げることが出来たと思っています。
Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。賃貸管理システムの導入実績として4,000社以上とありますが、選ばれる理由は何だと思われますでしょうか?」
機能が充実している点はもちろんありますが、それに加えて弊社が重点を置いているのが「システムの稼働支援」や「稼働後のアフターフォロー」といった点です。
当然ですがシステムは導入したら終わりではなく、導入はむしろスタートに過ぎません。
お客様にご協力頂きながら、いかにスムーズに稼働させられるか、稼働後はシステムを通じて業務効率化に協力させて頂ける点はないか、などといったサポート面を非常に重要視しています。
それらは非常に重要ですが、それと同時に難しい点でもあると認識しています。
不動産賃貸管理業務という視点では同じような業務になりますが、当然不動産会社様ごとにそのフローは異なっており、細かく見れば業務が全く同じ不動産会社様はありません。
ただ、幸いなことに弊社のシステムは大手不動産会社様から立上げて間もない不動産会社様まで幅広く導入して頂いており、管理戸数や従業員数などに応じて出てくる課題の傾向や特色といったものに対するノウハウもあります。
それらのノウハウを、システムやサポートスタッフを通じて提供させて頂いた結果が、稼働実績や継続利用の高さに繋がっていると考えています。
その日々の積み重ねこそが弊社が選ばれる最大の理由ではないかと思います。
Q4.「i-SPはクラウドではなくオンプレミス型ですが、どのような顧客に向いていますか?」
オンプレミス型のシステムの強みは基本的に“どのようなお客様にも対応できる”という点ではないかと思います。
例えばシステムと業務が合わない点が出てきたとしても、オンプレミス型であればシステム自体を改修することで対応が可能です。
また、最近ではオンプレミス型の構築ですが、サーバー自体は自社に置かず、プログラムを弊社のデータセンターに置いて運用するお客様も非常に増えております。その場合はオンプレミス型のシステム構築でありながら、動作はクラウド上、ということになりますので、お客様がサーバー管理をする手間も不要になります。
前述したようなメリットがオンプレミス型にはありますが、ただし、クラウド型サービスに比べてコストが高くなる傾向があるのも事実です。
よって、業務をシステムにすべて合わせることが出来る、もしくはシステムに合わせて業務を構築することが出来るお客様であればクラウド型でいいと思いますが、そうでなければオンプレミス型のシステムのほうが向いているのではないかと思います。
ちなみに弊社の場合は、i-SP以外にもクラウド型の賃貸管理システムSPCLOUDの用意がございますので、用途に合わせたご提案が可能です。
Q5.「システム導入について、顧客側の担当者はどれくらいの人数やスキルが求められますか?」
システムを導入するお客様によって、社員数や社員様のPCスキルは千差万別です。
また、仮にシステムに明るい方がいらっしゃらないとしても、システムを導入するために人を採用してください、ということも本末転倒だと思います。
よって、基本的にはいま在籍している社員様の人数やスキルに応じて稼働スケジュールを組んでいきますので、条件等はございません。
ただ、一般的な傾向としては過去に賃貸管理システムを利用したことがある社員様がいる場合や、PCの知識が豊富な方がいたほうがシステム稼働は早まる傾向にあるのは事実です。
また、稼働に向けて担当者様の業務が通常業務で手一杯になっていると感じられた場合などは、派遣社員さんやパートさんなどの採用の検討を進言させて頂くこともあります。
Q6.「不動産管理システムを提供する企業はたくさんありますが、独自の強み・差別化ポイントなどはどういった点でしょうか?
これまで積み重ねて来たノウハウは、弊社独自の強みだと自負しております。
Q7.「会計ソフトとの連携は難しい点も多いと聞きます。スムーズな連携は可能でしょうか?」
i-SPの場合は、設計思想の段階から会計ソフトへのデータ連動を強く意識して作られたシステムになります。
よって、会計連携機能の利用を希望される多くのお客様は、標準機能で会計ソフトへのデータ連動が可能です。
もちろん、ご要望によっては標準機能では対応できないケースもございますが、そういったお客様の数は限られており、ほとんどお客様がノンカスタマイズでのご利用となっております。
また、機能面だけではなく、会計ソフトとの連動をするうえにおいてはサポートするスタッフに会計の知識があるか無いかも重要なポイントになってきます。
その点で申し上げますと、弊社は社員全員に簿記の資格取得を義務付けており、その上で会計連動までフォローできるスタッフを多数揃えておりますので、会計連携に関しても問題なく稼働させることが可能です。
Q8.「システムの導入から保守運用まで一貫して担当していただけますか?それとも保守運用は関連会社など分かれていますでしょうか?」
システム面に限らずハード関係も当社のデータセンターをご利用いただけるのであれば、まとめてフォローさせて頂きますので、何かあった際のお問い合わせ窓口も一本化できるかと思います。
Q9.「具体的な株式会社ビジュアルリサーチの将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」
ご質問のお答えになっているかどうか分かりませんが、弊社代表の中川の言葉を引用すると「信頼いただけるシステムパートナー」とお客様に思って頂けるような存在になる、ということが一つの指針としてあるように思います。
弊社はシステムを通じて、微力ではございますが、お客様、ひいては不動産業界のお役に立ちたいと思っておりますし、お客様から「信頼できるパートナーだな」と思って頂けるように努力し続けないといけないと考えております。
また、具体的にはまだお伝えできませんが、新商品の開発も複数進めておりますので、リリース時期が決まりましたら改めてお知らせさせて頂きます。
今後も『常に進化し続けるITインフラをお客様に最適な形でご提供できるように、当社も日々進化することを意識し、一歩ずつ前進してまいります。』これも弊社代表の言葉の引用です(笑)
Q10.「最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」
記事を最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
弊社はご説明させて頂いた賃貸管理システムはもとより、仲介システムや家賃保証商材など、不動産賃貸管理業務を中心とした各種サービスを提供しております。
少しでもご興味がございましたら弊社へお問い合わせ頂ければ幸いです。
株式会社ビジュアルリサーチの会社情報
会社名 | 株式会社ビジュアルリサーチ |
所在地 | 東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル 23F |
代表取締役社長 | 中川 一彦 |
公式サイトURL | https://www.visualresearch.jp/ |
最後に
今回は、「i-SP」を提供している株式会社ビジュアルリサーチ様のインタビュー記事を紹介しました。
社員全員に簿記の資格取得を義務付けたり、導入から保守まで一貫したサポートを行ったりと、システム化を行いながらもシステムに頼りすぎず、「人」の力を重視する姿勢が非常に印象的でした。
新商品のリリースも複数控えているとのことで、発表が待ち遠しいですね。
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからi-SPの公式サイトをチェックしてみてください。
株式会社ビジュアルリサーチの櫻井様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!