人生の節目を迎えるとき、一緒にすることの多い行事のひとつが引越しです。
「社会人になったら一人暮らしをするぞ!」「進学で地元を離れることになった!」など、引越しの理由はさまざまですよね。
いずれにしても、まずは新居を探さなくてはなりません。
今の時代はインターネットの物件情報サイトで目ぼしい物件を探し、それから不動産業者へ足を運ぶケースが多いです。
しかし最近「来店が当たり前」という常識を覆すサービスが登場しています。
それが、オンライン上で物件探しから契約まで完了させる「AWANAI(アワナイ)賃貸」です。
「AWANAI」なんて聞くと、「自分に合わないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、大丈夫!
AWANAI賃貸とは、自分に合ったお部屋を見つけられるけど、誰にも「会わない」システムなのです。
今回の記事では、AWANAI賃貸を利用した人の評判や口コミ、利用する際の方法やメリット・デメリットを紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
AWANAI賃貸とは
AWANAI賃貸は、イーアス不動産株式会社が運営する、契約までオンラインで完結できるお部屋探しのサービスです。
LINEを利用することで、誰にも会わずに、自分の都合の良い時間にお部屋探しをすることができます。
AWANAI賃貸は、対面での相談や内見がないので、最短5~7日で契約可能です。
AWANAI賃貸のメリット・特徴2選
従来の不動産業界の概念を覆すシステムAWANAI賃貸とは、いったいどんなサービスなのでしょうか?
まずは、AWANAI賃貸のメリットと特徴
- お部屋の内見が不要
- 誰にも会わない
について説明していきましょう。
AWANAI賃貸のメリット・特徴1.お部屋の内見が不要
AWANAI賃貸なら、物件探しから契約締結・引渡しまですべての行程をオンライン上で行い、誰とも会うことなくお部屋探しができます。
そのため、「お部屋の内見が不要」という方専用のサービスです。
利用希望者は、まず始めにAWANAI賃貸のホームページからLINEのお友達登録をします。
すると、AWANAI賃貸から簡単な質問が送られて来ますので、それに答えながら物件探しを進めていくのです。
AWANAI賃貸のメリット・特徴2.誰にも会わない
AWANAI賃貸の最大のメリットは、何と言っても「誰にも会わない」ことです。
「人見知りで不動産業者と会って話すのが苦手」という方はもちろん、「店舗での相談や内見のための時間が取れない」と言う方でもお部屋探しができます。
また、遠方に住んでいて物件を見に行けない方にもおすすめのシステムです。
AWANAI賃貸のデメリット・注意点2選
人と接するのが苦手な方や、来店の時間が取れない方にもおすすめのAWANAI賃貸ですが、便利なことばかりではありません。
誰にも会わないがゆえの注意点やデメリットもあります。
- 内見をしたくてもできない可能性がある
- 現地でしか分からない欠点に気づけない
それぞれ説明していきましょう。
AWANAI賃貸のデメリット・注意点1.内見をしたくてもできない可能性がある
AWANAI賃貸は物件探しから引き渡しまで、文字通り誰とも会うことはありません。
そのため、お部屋の内見が不要な方に特化したサービスです。
個別に相談すれば内見が行えることもありますが、断られる可能性もありますのでご注意ください。
AWANAI賃貸のデメリット・注意点2.現地でしか分からない欠点に気づけない
AWANAI賃貸は、内見なしが前提のサービスです。
内見を行わないと、「お部屋が思ったより狭い」「前の道の交通量が多くてうるさい」など、現地でしか分からない欠点に気づけない可能性もあります。
実物を見ないことに少しでも抵抗がある方には「おすすめ」とは言えません。
AWANAI賃貸の利用方法のご説明
誰にも会わないAWANAI賃貸ですが、一般的な賃貸契約とはどう違うのでしょうか?
ここでは一般的な賃貸契約の流れと比較して、AWANAI賃貸の利用方法をご説明します。
賃貸物件を借りる際の一般的な流れ
ステップ1.店舗に足を運んで相談する
引っ越しをしたいエリアの不動産業者に来店し、自分の希望を伝えて物件を紹介してもらいます。
現在はインターネットの物件紹介サイトで予め希望の物件を探し、その広告を出している不動産業へ連絡するのが主流です。
その際、顧客の囲い込みのため、多くの業者が店舗への来店を促します。
ステップ2.実際に物件を見に行く
不動産業者へ足を運ぶと、営業マンはお客の希望や個人情報等を確認し、実際の物件へ案内します。
これを「内見」や「内覧」と言います。
お客は自分の目で物件を確認し、「自分のイメージと一致しているか」「立地環境はどうか」などを考慮して判断します。
ステップ3.申込・契約
内見した物件が気に入った場合、案内してくれた不動産業者に「申込書」を提出します。
不動産業者はこの申込書を基に家主さんへ相談し、家主さんの承諾が得られれば「契約」と進んで行きます。
契約締結は不動産業者の店舗で行われます。
実際の契約では「契約書」の他に「重要事項説明」という文書が用意されます。
これは、契約をするかどうかの判断にとって重要な内容を、前もって説明する趣旨のものです。
不動産業者は必ず契約の前に、借主(お客)にこの文書を提示することが義務付けられています。
(この重要事項説明は、宅地建物取引士の免許を持った者が、取引士証を提示して行います)
重要事項の説明が終わり、契約書の内容に異議がなければ署名・押印をします。
これで契約が成立です。
ステップ4.物件の引き渡し
一般的に、物件を引き渡す際はお客と不動産業者が物件に赴き、物件の状態を一緒に確認します。
壁に釘穴があるか、床にキズがあるかなど、必要に応じて確認します。
それが終わると、晴れて引き渡しです。
不動産業者から鍵を受取り、やっと自由に出入りできるようになります。
AWANAI賃貸を利用して賃貸契約をする流れ
ステップ1.店舗に足を運ばずに相談できる
AWANAIは誰にも会わずに物件を借りるためのシステムですので、実際の店舗に足を運ぶ必要はありません。
利用希望者はAWANAI賃貸ホームページ内のQRコードからLINEで友だち登録をし、送られてくるメッセージに返答して物件探しをします。
ステップ2.実際の物件を見に行かない
AWANAI賃貸最大の特徴はここです。
通常物件を内見する際は、必ず不動産業者が同行します。
しかし、AWANAI賃貸を利用する利点は誰にも会わないことなので、内見を省くことが重要なポイントとなるのです。
借りるかどうかの判断はネット上での情報のみ、ということです。
ステップ3.申込・契約
一般的には内見の後に行われることが多い入居の申込みですが、AWANAI賃貸では内見がないのですぐに申し込みができます。
申し込み後も来店はもちろん不要で、契約に必要な書類(重要事項説明書、契約書)は郵送で届きます。
数年前まで、重要事項説明の読み合わせは「必ず対面でしなければならない」と法律で決められていました。
しかし、現在は「賃貸契約に限ってオンライン上で可能」となりました。
AWANAI賃貸は、この制度を活用したサービスなのです。
ステップ4.物件の引き渡し
賃貸契約最後のステップが、物件の引き渡しです。
AWANAI賃貸は物件引き渡しでも、もちろん会いません。
お部屋の鍵は郵送で届くため、AWANAI賃貸利用者は最後まで誰にも会わずにお部屋を借りられます。
誰にも会わずにお部屋が借りられるAWANAI賃貸、利用者の評判は?
誰にも会わずにお部屋が借りられるAWANAI賃貸ですが、実際に利用した人からの評判はどうなのでしょうか?
利用者からの「良い」「悪い」両方の意見を聞いてみました。
AWANAI賃貸、サービス利用者からの評判
良い評判
AWANAI賃貸とかいうネットだけで完結する賃貸サービスを見つけたんだけど、ほんとに今ってなんでもネットで出来るんだなぁと思った
— X蝉時雨ミーミーゼミ︎︎︎︎X現実辛ぴっぴ (@3323stpai) November 19, 2019
コロナウイルスによって不動産会社へ来店したくない人も多いと思います。
— ねこますく@賃貸情報をお届け (@shima55online) March 4, 2021
そんな人におすすめなのがAWANAI賃貸です。
AWANAI賃貸はその名の通り、一度も不動産会社のスタッフと会わなくても賃貸契約を結ぶことが可能です。
そしてコスト削減によって仲介手数料を最大無料で契約することができます🐱
悪い評判
AWANAI賃貸の悪い口コミや評判を探しましたが、現時点では見当たりませんでした。
新たな情報を発見したら、随時追加していきたいと思います。
AWANAI賃貸の運営会社情報
会社名 | イーアス不動産株式会社 |
住所 | 東京都文京区水道2丁目13番4号 |
資本金 | 5,000,000円 |
代表取締役 | 岡田 裕之 |
URL | https://www.iiasu.co.jp/ |
まとめ
オンライン上で物件探しから引き渡しまで完了してしまう新サービス、AWANAI賃貸。
初めて聞いたときは、驚く方も多いでしょう。
従来の不動産業界は対面式が当たり前で、法律もお客様が店舗に来店することを前提とした内容でした。
平成29年に国土交通省が認めることを発表した「ITを活用した重要事項説明」は、不動産業界にとっては営業のあり方を変える大きな変化と言えるでしょう。
AWANAI賃貸を始めとする、オンラインを利用した契約形態は今後も増える傾向にあります。
その画期的なシステムは、これからの不動産業界を席巻して行くことでしょう。
不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。