【2024年10月】賃貸管理会社ランキング&おすすめ10選

目次

賃貸管理委託とサブリースの違い

はじめに、管理委託(一般管理)とサブリースの違いや、メリット・デメリットを確認しておきましょう。

管理委託(一般管理) サブリース
メリット ・管理の手間がかからない
・修繕やクリーニングも依頼できる
・空室・滞納リスクがない
デメリット ・管理委託費がかかる
・空室・滞納リスクがある
・入居者を選べない
・家賃を下げられる場合がある

メリットの違い

管理委託にするとオーナーが行う業務を大幅に削減できるので、副業で経営しているオーナーにはメリットが大きいです。

また、管理会社は修繕業者やハウスクリーニング業者とのネットワークがあるので、必要が生じた場合にすぐ依頼できます。

一方のサブリースは、一括して物件を借り上げるので一定の家賃が保証されます。

空室・滞納リスクがないことで安心して経営することができます。

デメリットの違い

管理委託すると家賃5%程度の管理委託費がかかります。

戸数に応じて計算されるので、一棟物件ではまとまった金額になるのがデメリットです。

また、管理委託はあくまで管理を委託するだけなので、空室・滞納までは保証されません(督促はしてくれます)。

サブリースは入居者の決定権がサブリース会社にあるので、オーナーが選ぶことはできません。

どんな人が入居するかわからないのがデメリットです。

そしてもう1点注意しなければいけないのが、サブリース契約では借地借家法第32条1項の規定により、サブリース事業者がオーナーに対し賃料減額請求をできることです。

家賃保証が魅力のサブリース契約ですが、周辺の家賃相場が下がったなどの理由で家賃の値下げを請求される可能性があることを心得ておく必要があります。

賃貸管理会社の管理戸数ランキングTOP10

2023年8月に全国賃貸住宅新聞で発表された「賃貸管理会社の管理戸数ランキング」を紹介します。

順位 会社名 管理戸数
1位 大東建託グループ 1,230,339戸
2位 積水ハウスグループ 691,635戸
3位 大和リビング 637,815戸
4位 レオパレス21 561,231戸
5位 東建コーポレーション 266,477戸
6位 ハウスメイトグループ 243,686戸
7位 東急住宅リース 129,193戸
8位 スターツアメニティー 122,649戸
9位 旭化成不動産レジデンス 116,407戸
10位 SEIWAグループ 115,762戸
(参照:全国賃貸住宅新聞|【賃貸管理会社の管理戸数ランキング】)

こちらのランキングは、管理戸数のみのランキング結果となっています。

賃貸管理会社を探しているのであれば、管理戸数だけではなく対応エリアや依頼できる業務もしっかり確認するようにしましょう。

当サイトでは、特におすすめの賃貸管理会社を10社ピックアップしたので紹介していきます。

賃貸管理会社のおすすめ10選

ここからはおすすめの賃貸管理会社10社について見ていきます。

恵比寿不動産

参照元:恵比寿不動産

恵比寿不動産の屋号で事業を展開する株式会社ライフアドバンスは、売買から賃貸までワンストップで対応する不動産会社です。

管理委託はWebで集客を行い、ホームページの閲覧数が月間平均20万件と圧倒的な集客力を誇ります。

Instagramからの問い合わせだけで月間300件以上あるので、SNSで入居者を探したいオーナーに向いています。

対応地域は、東京、神奈川、千葉、埼玉の一都三県(一部未対応のエリアあり)です。

武蔵コーポレーション

武蔵コーポレーション株式会社は、収益不動産の売買・仲介・管理を行う不動産会社です。

中古アパート・マンションのサブリースを行い、中古物件のプロフェッショナルとして2万2,000戸以上の管理戸数を誇ります。

平均入居率が97%と高いので、中古物件のサブリースを利用したいオーナーに適しています。

対応地域は、東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木の一都五県です。

トントン

株式会社TonTonは、不動産売買や賃貸管理、プロパティマネジメントなどを行う不動産会社です。

TonTonが行っている「コミットプラン」というサービスは、入居率が80%未満だった場合は管理手数料が0円になります。

コミットプランがサブリース的なサービスともいえるでしょう。

対応地域は、東京、神奈川、千葉、埼玉の一都三県です。

生和コーポレーション

生和コーポレーション株式会社は、アパート・マンションなどの建設業務、不動産仲介業務、不動産管理業務の三本柱で事業を展開する不動産会社です。

松岡修造を起用したテレビCMで知名度が上がっています。

100坪以上の土地を持つオーナーが土地活用から賃貸住宅の管理まで依頼したい場合に向いています。

創業半世紀の歴史と入居率99%の実績がある点で安心です。

対応地域は、関東、中部、関西、九州エリアです。

スターツ

スターツアメニティー株式会社はスターツグループの賃貸管理会社です。

賃貸マンション管理、分譲マンション管理、駐車場管理の三本柱で管理事業を行っています。

同社は一括借上契約に基づいてオーナーに賃料が支払われるサブリースのシステムを導入しています。

空室リスクや家賃滞納リスクがないので安心して賃貸経営できます。

対応地域は、東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬の一都四県です。

アパマンプロパティ

Apaman Property株式会社は、プロパティ事業で「一般管理」と「サブリース」の両方を扱う賃貸管理会社です。

家賃収入と収益の最大化を図りたい人向けの「賃貸管理委託プラン」と、入居状況に関わらず安定した収入を長期的に確保したい人向けの「サブリースプラン」の2つのプランから選択できます。

一般管理の契約期間は2年ですが、サブリースは2~30年の範囲で選ぶことができるのがメリットです。

全国が対応地域となっているので地方の賃貸管理を任せたい方にもおすすめです。

東建コーポレーション

東建ビル管理株式会社は、東建コーポレーショングループのビル・マンション管理会社です。

ビル・マンション管理のほか、一室単位で入居者に転貸するサブリース事業を行っています。

また、不動産経営管理にあたる「プロパティマネジメント事業」も行っており、東建コーポレーションのグループ力を活かしたサービスが期待できます。

対応地域は、グループ全体として北海道から沖縄まで全国に展開しています。

大東建託

大東建託株式会社は、賃貸物件の企画・建築から不動産の仲介・管理まで行う大手不動産会社です。

「賃貸経営受託システム」というサービスがあり、オーナーの管理業務を代行するほか、サブリースで家賃保証にも対応しています。

また、「いい部屋ネット」のブランド名でサイトを運営し、97.9%(2024年3月末時点)の高い入居率を実現しています。

対応地域は、北海道から沖縄まで全国に展開しています。

積水ハウス

積水ハウス株式会社は、住宅に関するあらゆる事業を展開する大手ハウスメーカーです。

戸建住宅事業で知られていますが、実際には賃貸住宅管理業が売上構成で最も多くなっています。

「シャーメゾン」のブランド名で賃貸住宅事業を展開し、オーナーサポートの1つとしてサブリースも行っています。

土地活用から依頼したいオーナーに最適です。

対応地域は、沖縄を除く46都道府県です。

毎日リビング

毎日リビング株式会社は、不動産売却をメインに賃貸・売買を行う不動産会社です。

提携先の「賃貸経営HOME4U」を利用して、賃貸管理やサブリースを依頼することができます。

提携先はNTTデータグループが運営しているのでセキュリティ面で安心感があります。

対応地域は、提携先のサービスが全国展開しています。

毎日リビングのみは自社で行っているサービスではない点に注意が必要です。

賃貸管理会社の選び方

賃貸管理会社は以下のようなポイントを重視して選ぶ必要があります。

管理実績が豊富な会社を選ぶ

管理実績が豊富であることは、顧客から信頼されていることを意味します。

アパートやマンションには賃貸管理会社の社名が入居者募集の看板に記載されているので、周辺を散策すればどの会社が当該エリアを得意としているかがわかります。

物件があるエリアを熟知している会社を選ぶ

物件があるエリアを地盤としている会社なら、家賃相場や入居者の特性などを熟知している可能性が高いです。

競合物件との入居者獲得競争で不利にならないためにも、家賃設定や入居条件など賃貸管理会社からアドバイスをもらえるのは大きな助けになります。

担当者の対応が良い会社を選ぶ

ビジネスは人間関係で成り立っているので、担当者との相性は大事です。

話しにくい相手だと、積極的な質問や相談もしにくくなり、賃貸経営にはマイナスになります。

合わないと思ったら、遠慮せずに担当者を変えてもらうようにしましょう。

目次