【外構業者の選び方ガイド】どこに頼むのがおすすめ?

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結論:相見積もりは必須!比較サイトがおすすめ

まず結論を言ってしまうと、外構工事を依頼する業者を選ぶときは、相見積もり(複数の見積もりを比較)をとることを強くおすすめします。

1社に決め打ちすると、その金額が相場と比較して妥当かどうかわかりません。
高すぎるのはもちろんですが、安すぎるのも怪しく、不安が残ります。

比較が甘いと後悔する可能性が高くなるので、複数の見積もりをしっかり比べて相場を見極め、内訳もチェックして納得の1社を見つけることが大事です。

その際、自分で調べて各社から見積もりをとるのもいいですが、無料の見積もり比較サイトを使うと便利。

最近は、外構業者専門の比較サイトがいくつかあります。

比較サイトをつかえば、複数の外構業者からまとめて見積もりをもらえるので、相場がわかり結果として工事費用を安く抑えることができます。

また、比較サイトの審査があるので悪徳業者がいないという点も安心できるメリットです。

外構業者の選び方・見るべきポイント

ひと口に外構業者といっても、いろいろな会社があります。

外構業者を選ぶ際に、見るべきポイントとして以下の5つのポイントが挙げられます。

会社の評判・実績

会社の評判や実績を調べることは業者選びの基本です。

具体的に仕上がりをイメージしたい場合は、公式サイトに施工例を掲載している会社を選ぶとよいでしょう。

また、実績を確認したい場合は、運営歴や受賞歴、口コミなどを公式サイトやネット記事で調べるのも有効です。

見積もり比較サイトには、独自に口コミを集めていたり、業者の情報をまとめているところもあります。

見積もり・費用

工事費用は安いに越したことはありませんが、安かろう悪かろうという場合もあるので注意が必要。

あとから欠陥工事とわかれば、追加工事やトラブルなど面倒なことになりかねません。

見積もりをとったら、費用の内訳が明瞭であるか、追加費用の有無を説明しているかなどをチェックし、妥当な金額か判断しましょう。

デザイン・施工内容

外構工事を行う場合、その家をより引き立てるようなデザインや施工内容にすることは重要なポイントです。

外構は近隣の目に触れるので、周辺の景観にそぐわないデザインや通行人に影響を与える施工箇所があるとトラブルに発展することもあります。

したがって、修正対応に応じる、材料の選択肢が豊富、施工例が機能性に優れている、デザインが施主のイメージと合っているなどのポイントに合致した業者を選ぶことが大事です。

工期・スケジュール

内装工事と違い、外構工事はある程度周辺住民に影響を与えるので、工期は短いほうが良いのは確かです。

工事の実施にあたって施主の普段の生活や近隣住民とのトラブル防止、雨天時の対応などをしっかり配慮してスケジュールを組める業者であることが必要です。

その結果として短期間で工事が完了するのがベストといえます。

保証・アフターサービス

外構工事を依頼する場合、保証やアフターサービスがしっかりしている業者を選ぶことは必須です。

外構は風雨や紫外線、気温などの外部環境の影響を受けやすいので、内装よりも劣化が速いという特徴があります。

保証期間と保証内容、対応範囲や対応の速さなどをチェックして選ぶようにしましょう。

外構業者の探し方:おすすめできない例

外構工事は業者の選び方によっては大きな後悔をする場合があります。

おすすめできない例として、以下のジャンルに属する外構業者が挙げられます。

ハウスメーカー系

ハウスメーカーの下請け業者が外構工事を行う場合、ハウスメーカーの知名度でなんとなく安心できるイメージがあるかもしれません。

しかし、仲介手数料がかかる場合があるほか、外部委託になるのでハウスメーカーは工事に責任を負わない可能性があります。

聞いたことがある会社の系列だからといって、すぐに決めてしまうのは危険です。

ホームセンター系

エクステリア用品を扱うホームセンターが附随事業として外構工事を行っている場合もあります。

ホームセンターなので材料は豊富ですが、専門業者のような品質を担保できるかというと多少の不安があります。

こちらも結局は外部委託しているパターンがあるため、選択肢としてはアリですが決めうちはおすすめしません。

FC事業者系

外構工事でもFC(フランチャイズ)展開している事業者があります。

材料の一括仕入れなどでコストが低いメリットはあるものの、加盟店によって職人の経験に差があり、品質にムラが出る恐れがあります。

また、本部への加盟料を稼ぐために過大なオプションを勧める恐れもあるので注意が必要です。

地域の業者を3~4社比較するのがおすすめ

比較する会社はあまり多いと視点が定まらなくなり、選ぶのがかえって難しくなります。

自治体の条例や気候など地域性によって大きく左右されるため、ケースによって正解が違うのが難しい点です。

みなさんがお住まいの地域で実績を積んでいる業者から3~4社ほどを選んで見積もりを比較し、納得できる1社を絞り込むのがおすすめです。

外構・エクステリア専門の比較サイト3選

ここでは、外構・エクステリア専門の比較サイトでおすすめの3つの事業者を紹介します。

各社のデータは公式サイトに掲載されている数字です。

タウンライフエクステリア

見積件数年間1万3,000件(2025年7月時点)
累計利用者数54万人
提携会社数600社
紹介可能社数無制限(エリアによって異なる)

タウンライフエクステリアは、タウンライフ株式会社が運営する運営歴13年の外構・エクステリア専門比較サイトです。

入力1分で申し込むことができ、「見積書」「プラン」「アドバイス」の3つの提案が受けられます。

自分で業者を選んだあと、1週間以内を目途にメールか電話で連絡が来ます。

ハウスメーカーを介さず、外構業者のみが登録しているので安心です。

今なら一括見積りで「50の失敗から学ぶ外構成功の法則」(PDF版)がもらえます。(2025年12月時点)

リショップナビエクステリア

工事実績1万1,000件以上
累計利用者数70万人(2021年2月時点)※リショップナビ全体
提携会社数1,500社
紹介可能社数最大3社

リショップナビエクステリアは、東証プライム上場の株式会社じげんが運営する外構・エクステリア専門一括比較サイトです。

入力1分で申し込むことができ、翌営業日までにスタッフから連絡が来ます。

その後、選定した業者の担当者が現地で立会い、希望をヒアリングしてくれます。

質問があればそのときにできる限り聞いておきましょう。

同社はサポート体制が充実しており、価格交渉までしてくれるのが大きなメリットです。

外構・エクステリアパートナーズ

工事実績
累計利用者数
提携会社数527社(2025年9月時点)
紹介可能社数最大3社

外構・エクステリアパートナーズは、株式会社ソーラーパートナーズが運営する外構・エクステリア専門比較サイトです。

ハウスメーカーを介さないことでマージンを省き、低価格を実現しています。

新築時の外構工事とリフォームの外構工事の2つで見積比較することができるので便利です。

工事実績や利用者数の数字は公表されておらず、タウンライフやリショップに比べると知名度は劣りますが、ネット記事ではよく取り上げられていて評価は高いです。

外構業者選びに関連する質問

外構業者選びに関連する質問を紹介します。

比較サイトを使うと営業電話がかかってくる?

比較サイトを利用すると、営業の電話がかかってくるのではと不安に思う人も多いでしょう。

間違い申し込みではないか・希望や打ち合わせ日程、見積もりなどを確認しなければならないので、電話かメールかは別として何らかの連絡はあります。

比較サイトで複数の業者を比較する以上、対応する手間がかかるのはやむを得ないと考えるべきでしょう。

大事なのはその中でベストな業者を選ぶことです。

比較したあとの断り方は?

比較サイトを利用する際に悩むのが、選ばなかった業者にどのように断ればよいかです。

断る理由を聞かれる可能性がありますが、ほかの業者に依頼することをはっきり伝えることが大事です。

自分で断りにくい場合は、断りを代行してくれる会社もあるので相談するとよいでしょう。

例えばタウンライフエクステリアでは提案が希望に合わなかった場合、同社が業者への断りの連絡を代行してくれます。

良い業者、悪い業者の判断ポイントは?

あくまで傾向ですが、以下を参考にしてください。

良い業者悪い業者
・デメリットや注意点も隠さずに説明してくれる
・費用の内訳や追加料金の説明がわかりやすい
・スケジュールや責任範囲がはっきりしている
・契約を急かしてくる
・見積もりが極端に高い or 安い
・専門用語や曖昧な説明が多い

これらの違いは、複数社を比べてみて初めて気づくことも多いです。

ホームページや電話の印象がどんなによくても、「比較」は忘れないようにしましょう。

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