最近になって建設業でも「DX」という用語を聞くようになりました。
非常に役立つシステムと言われるのですが、建設業の関係者にはITに関して苦手意識を持っている方が多いのではないでしょうか。
また、DXの導入を検討しながらも、導入に及び腰になっている人もいるのではないでしょうか。
そこで、ここでは建設業DXシステムの1つ、建設業向け管理システム「アイピア」について取り上げて次の点を中心に紹介します。
「アイピアとはどのようなシステム?」
「アイピアのメリット・デメリットには何がある?」
これらについて解説しますので、読み終わる頃にはアイピアの特徴がハッキリと分かることでしょう。
アイピアとは
アイピアは建設業向けの管理システムで、次のような特徴を持ちます。
- 建設業の業務を自動化できるシステム
- クラウド上のシステム
- データ閲覧・承認・決済などがオフィス以外でも可能
それぞれについて解説しましょう。
建設業の業務を自動化できるシステム
建設業の業務には費用の管理や見積もり、設計管理や施工管理などの多くの業務があります。
アイピアはそれらの業務の多くを自動化で実現するシステムです。
クラウド上のシステム
アイピアはクラウド上に構築したシステムです。
そのため、各部門のパソコンにインストールする必要も無く、ログイン可能な端末があれば仕事ができます。
データ閲覧・承認・決済などがオフィス以外でも可能
クラウド上のシステムのため、オフィス以外でできるようになる仕事は多いです。
可能となるのは、データの閲覧・承認・決済などまで。
離れた現場であっても、出張中であっても仕事ができます。
アイピアの評判・口コミは?実際に導入した企業の声を紹介!
ここで、アイピアの評判・口コミ情報を取り上げましょう。
アイピアの良い評判・口コミ
アイピアの良い評判としては、次のポスト(ツイート)が見つかりました。
この度、リフォーム産業新聞での取材を受けました。
ここ10年で一番いい買い物『アイピア』でカスタマーサクセスの実現をしています!情報の一元化で社内の連携ができ、お客様とのやり取りもスムーズになり、今では必要不可欠な会社の『強み』となりました♪記事の詳細も是非ご覧下さい^_^ pic.twitter.com/km0v5GXPIe— 【 広島の雨漏り・屋根修理屋さん🏠 】やねやねやね (@yane183) July 7, 2021
リフォーム会社の方の投稿で、非常に高い評価を付けています。
新聞にも掲載されたことから考えても、アイピアの貢献度の高さが伺えます。
アイピアの強み・メリット5選
アイピアの代表的な強み・メリットは次の5点です。
- データを一元管理できる
- 仕事のスピードが上がる
- トータルコストを抑えられる
- 端末のある場所であれば仕事が可能
- サポートが充実している
それぞれについて解説しましょう。
データを一元管理できる
データを一元管理できる点は大きなメリットです。
例えば、図面をはじめとした書類は全社的な最新版管理が必要です。
その点、資料が紙ベースだと管理のミスが起こりやすくなります。
しかし、アイピアであれば一元管理が可能。
そのような管理のミスは起こりにくいです。
仕事のスピードが上がる
仕事のスピードも上がります。
アイピアは資料の作成や計算の多くの部分を自動で行います。
見積もり作成も可能なので、人力での積算よりも早いのです。
トータルコストを抑えられる
アイピアは人力で行う作業の多くを自動的に行うシステムです。
従業員の業務負担が減って残業代なども抑えられ、トータルコストの削減が可能です。
端末のある場所であれば仕事が可能
前述の通り、アイピアはクラウド上で動くシステムですので、端末のある場所であれば仕事が可能です。
ネット環境があれば、仮に遠方に出張しても仕事ができます。
サポートが充実している
アイピアは直感的に動かせるシステムですが、それでもサポートは欠かせません。
しかし、アイピアはサポート体制が充実しているので、業務に困るケースは少ないです。
アイピアの注意点・デメリット5選
次にデメリットです。
5点の代表的な注意点・デメリットを取り上げます。
- 導入にコストが必要
- ネット環境が必要
- 端末を持っていないといけない
- 端末の扱いに慣れていないと敷居が高い
- 研修が必要
各項目について解説しましょう。
導入にコストが必要
アイピアはトータルコストを抑えられるのですが、どうしても導入コストが発生します。
そのため、初期投資が難しい事業者にとっては敷居が高いと言えます。
投資に慎重な人は、アイピアによる事業のコスト削減も併せて、導入の費用対効果の精査が重要となるでしょう。
ネット環境が必要
アイピアはネット環境が必要です。
そのため、ネット環境が悪い場所では使用が難しくなります。
例えば、出張した場合、その場所の電波環境が悪ければシステムは使えません。
端末を持っていないといけない
アイピアは端末を持っていなければシステムは使えません。
つまり、端末を破損や紛失をした場合には、仕事ができなくなるのです。
その点、紙ベースであれば仮に紛失したとしても、最悪はFAXでの対応も不可能ではありません。
端末の扱いに慣れていないと敷居が高い
建設業は従事者の高齢化が問題になっていますが、そのような人の中には端末の扱いが苦手な人は少なくありません。
当然ながら、アイピアの操作には端末の操作が必要です。
端末に慣れていない人、苦手な人にはアイピアの敷居は高くなります。
研修が必要
導入をする際には研修が必要となるでしょう。
研修には時間と費用を割かなければいけないため、その部分はロスになります。
特に、大勢の従業員に研修を受けさせることは時間と費用の点で不利です。
研修を催すならば、ある程度の業務の遅延は覚悟しなければなりません。
アイピアの料金プラン・支払い方法
アイピアには「ライト」「ベーシック」「プロフェッショナル」の3つのプランがあります。
それぞれの料金は次の表の通りです。
プラン |
初期費用 |
最低月額利用料金 |
ライト |
120,000円 |
10,000円 |
ベーシック |
420,000円 |
20,000円 |
プロフェッショナル |
510,000円 |
30,000円 |
ユーザーを増やす場合は追加料金が発生します。
オリジナル帳票なども作成可能ですが、別途に料金が必要です。
なお、支払いはアイピアから顧客まで請求書を送付し、顧客からアイピア指定口座に振り込んで対応します。
アイピアを利用までの流れ
アイピア利用までの流れは次の通りになります。
- 問い合わせ
- ヒアリング/リモートデモ
- 見積り
- 契約
- サイト構築
- オプション機能の追加
- 引き渡し
- 操作説明会
- 本稼働
アイピアはこんな人におすすめ!
アイピアが特に向くのは、次の3つの仕事の人です。
- 離れた場所で業務に就いている人
- 図面をはじめとする資料管理に困っている人
- 転記などの入力作業の多い人
なぜ推奨できるのかを解説します。
離れた場所で業務に就いている人
アイピアはデータの一元化が可能なクラウドシステムのため、遠隔地でもリアルタイムで仕事が可能です。
例えば、施工管理担当で現場が遠い人などはアイピアを重宝することでしょう。
図面をはじめとする資料の管理に困っている人
アイピアは情報の一元化が可能で、しかも端末から呼び出すので早く探せます。
図面をはじめとする資料の管理に困っている人向きです。
設計管理担当者には特に向くことでしょう。
転記などの入力作業の多い人
転記などの作業が多い人にもアイピアは向きます。
現状では発注書や見積書の電算化が手作業によるパソコン入力である場合が多いです。
しかし、それでは転記ミスが発生し得ます。
その点、アイピアではその部分も自動化されていて、ミスも起こりにくいです。
アイピアの運営会社
アイピアは株式会社アイピアの展開するサービスです。
ここでは、株式会社アイピアの会社概要を挙げてみましょう。
株式会社アイピアの会社概要
株式会社アイピアの事業内容は次の通りです。
- 業務管理システム「アイピア」の開発・販売・サポート
- 建築業向けメディア「AIPPEAR NET(アイピアネット)」運営
- その他ITシステムの請負開発
- ITコンサルティング
また、会社概要は次の表の通りです。
会社名 |
株式会社アイピア |
本社所在地 |
〒650-0031 |
設立 |
2018年1月5日 |
代表者 |
森 輝三章 |
資本金 |
1,000万円 |
まとめ
今回紹介したアイピアについて特徴を3つにまとめました。
- アイピアは建設業の業務の自動化が可能
- クラウド上のシステム
- 業務の効率化は可能だが、初期コストや教育などの課題がある
DXでの業務効率化に興味を持たれた方は、アイピアの利用を検討してはいかがでしょうか。
不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。