アコムの審査通過率は42%
三菱UFJファイナンシャルグループ傘下の大手消費者金融であるアコム。
「はじめてのアコム♪」というフレーズでおなじみの、テレビCMを見たことがある人も多いでしょう。
アコムは審査通過率が42%(※)と高水準の通過率であり、消費者金融の中でも比較的お金が借りやすいといわれています。
他の大手消費者金融と比較してみると、アコムの審査通過率の高さが際立ちます。
<3社の通過率比較(2024年8月)>
審査通過率 | 申込件数 | 審査通過件数 | |
アコム | 37.6% | 86,554 | 32,504 |
プロミス | 35.5% | 83,125 | 29,518 |
アイフル | 34.1% | 78,990 | 26,974 |
アコムは他社と比べて約1~2%高い通過率を誇っています。
こちらの表は2024年8月のデータ比較ですが、アコムの通過率は概ね37~42%の高い水準で推移しています。
特に初めて消費者金融を利用する人にとって、この高い通過率は大きな安心材料となるでしょう。
さらに、三菱UFJファイナンシャルグループという大手グループの信頼感も加わり、利用者が多く、安心して申し込みできるのもアコムの強みです。
また、審査基準が比較的柔軟であることも、アコムの借りやすさにつながっています。
続いて、その理由を詳しく紹介します。
アコムが絶対に借りれると言われる理由
アコムが「絶対に借りれる」といわれるのには、いくつかの理由があります。
ここでは、大手消費者金融の中でアコムがなぜ借入しやすいと言われているのか具体的にみていきましょう。
1.知名度が高く利用者が多い
アコムはテレビCMや広告を積極的に行っており、親しみやすく敷居が低いという印象を持っている人も多いのではないでしょう。
このようなイメージ戦略が功を奏し、自然と利用者が増える結果につながっています。
実際、2024年3月期のデータによると、アコムのローン事業利用者数は約180万件にも及びます。
利用者が多いということは、それだけサービスの質が向上しやすく、融資体制が整っていることの裏付けになるといえるでしょう。
2.資金力がある
さらに、貸付金の総額を比較してみると、アコムの借りやすさが数値でも裏付けられます。
<貸付金総額の3社比較(2024年8月)>
貸付金残高 | |
アコム | 900,031 |
プロミス | 873,191 |
アイフル | 586,243 |
このデータから分かるのは、他社と比較してアコムの貸付規模が非常に大きいということです。
貸付金総額が多いということは、それだけ多くの人が利用しており、審査を通過した実績が多いことを意味します。
これも、アコムが「借りやすい」と評価されている大きな理由です。
アコムの審査基準
アコムは「絶対借りれる」と言われていますが、実際には貸金業法に基づいた厳正な審査が行われています。
そのため、申し込めば誰でも借りられるというわけではありません。
ただし、審査されるポイントを理解することで、借入できる可能性を高めることができます。
ここでは、アコムをはじめとする多くの消費者金融が重視している3つの審査基準を紹介します。
1.現在の借り入れ状況
貸金業法の総量規制により、年収の3分の1を超える貸付は禁止されています。
この規制に基づき、申し込み時点で他社から借入がある場合には、その金額も含めた借入限度額が設定されます。
例えば、年収300万円の人がすでに他社から50万円を借りている場合は、
となります。
このように、既存の借入額が多ければ、それだけ新たな借入が制限されます。
また、借り入れ状況や申告内容に相違がないかを確認するために、信用情報機関(CICやJICCなど)に照会が行われます。
特に、総量規制を超える借入希望や、虚偽申告が判明すると審査に落ちる可能性が高いので、申告は正確に行いましょう。
2.安定した収入があること
安定した収入があるかどうかは、貸付の可否を決める大きな要因です。
ただし、「安定収入」の具体的な基準は公開されていません。
しかし、概ね以下のような条件を満たしていれば、安定した収入があるとみなされることが多いようです。
- 月10万円以上の収入を3ヶ月以上継続して得ていること
- 6ヶ月以上の継続的な収入があること
これに満たない場合、「カードローン契約のための安定収入」とみなされない可能性があります。
また、転職したばかりや、短時間勤務に変更した場合などは、審査において貸付金額が低めに設定される傾向があります。
パートやアルバイトでも収入が安定していれば申し込みは可能ですが、不安定な職歴や収入の場合、審査に通りづらいことがあります。
3.金融事故がないこと
過去に金融事故がないことも、審査を通過するための重要な条件です。
金融事故とは、以下のような履歴が信用情報機関に記録されている状態を指します。
- 債務整理(自己破産、任意整理など)
- 長期延滞(目安:3ヶ月以上の滞納)
- 強制解約や代位弁済(保証会社が借金を肩代わりした場合)
信用情報機関への照会では、以下のような情報が調べられます。
- 過去の借入・返済履歴
- 他社での借入件数と残高
- 延滞記録や債務整理の有無
このような記録が「ブラックリスト」に該当する場合、審査通過が難しくなります。
ただし、債務整理や延滞の記録は一般的に5〜7年程度で削除されるため、それ以降であれば再び申し込みできることがあります。
アコムの審査に通るコツ
アコムでの借入を成功させるには、審査基準を踏まえたうえで、申し込みを行うことが大切です。
こちらでは、審査通過の確率を高めるためのコツを紹介します。
1.正確な情報を申告する
審査の際に提出する情報は、必ず正確に申告することが大切です。
特に以下のような虚偽が発覚すると、審査に落ちる可能性が高まります。
- 年収や勤続年数の誤り
- 他社での借入額や件数の隠蔽
- 居住年数や連絡先の不正確さ
虚偽申告は、信用情報機関への照会ですぐにバレるため注意しましょう。
2.借入希望額を抑える
借入希望額が高すぎると、審査に通りづらくなる可能性があります。
特に、すでに他社から借入している場合には、総量規制の基準を考慮して希望額を低めに設定するのが賢明です。
3.信用情報を確認しておく
自分の信用情報に問題がないか確認することも、審査通過のポイントです。
信用情報機関から自身の情報を開示請求できるので、延滞や債務整理の記録がないか、他社での借入件数や残高に問題がないかチェックしておきましょう。
もし、過去に延滞がある場合は、延滞を解消してから申し込みを行うことで、審査通過の可能性が高まります。
4.申し込みのタイミングに注意する
短期間に複数の消費者金融に申し込むと、「申し込みブラック」と呼ばれる状態になり、審査に不利になる可能性があります。
そのため、以下の点に注意しましょう。
- 1ヶ月以内に複数社へ申し込まないこと
- 他社の審査結果を待たずに連続して申し込まないこと
適切な間隔を空けて申し込むことで、信用情報が悪化するリスクを避けられます。
むじんくんなら絶対借りられる?
むじんくんは、アコムの自動契約機です。
<自動契約機(むじんくん)>
営業時間 | 9:00~21:00 (年中無休、ただし年末年始は除く) |
---|---|
設置台数 | 全国に893台(※) |
利用条件 | ・アコムの申込条件を満たす人 ・20才以上 ・安定した収入と返済能力を有する人 |
結論から言うと、むじんくんとアコムの審査条件は同じであるため、申し込めば誰でも必ず借りられるわけではありません。
しかし、むじんくんならではの利便性もあるため、条件を満たす人にとってはメリットがあります。
むじんくんの主な特長は、以下の通り。
- 最短20分で審査が完了
- 審査が通ればその場でカードが発行される
- 即座にATMから現金を引き出せる
スマホやPCでのオンライン申込みに比べて、その場で現金を手にできるスピード感が大きな利点です。
そのため、
- 近くにむじんくんがあり、すぐに現金を手にしたい人
- オンライン手続きが苦手で対面形式を避けたい人
- 自宅への郵便物や通知を避けたい人
以上のような人には、むじんくんの利用がおすすめです。
ACマスターカードなら絶対に通る?
ACマスターカードは、アコムが発行するリボ払い専用のクレジットカードです。
<ACマスターカードの特長>
- クレジット機能とキャッシング機能が一体化
- 年会費無料
- web明細でプライバシーを守れる
- 最短即日発行可能
結論から言うと、ACマスターカードもアコムの審査基準に基づいて発行されるため、必ずしも誰もが作れるわけではありません。
ただし、クレジットカードの中では比較的審査が通りやすいカードとして知られています。
ACマスターカードの審査基準は、他のクレジットカードよりも収入や職業に対するハードルが低めとされています。
その理由として、
- アコムの審査基準をベースとしているため、安定収入があればパートやアルバイトでも申し込み可能
- 金融事故や過去の履歴が重視される一般的なカードよりも、柔軟な審査を行う傾向がある
ことが挙げられます。
ACマスターカードvs楽天カード
続いて、審査が甘いクレジットカードとして名前が挙がることの多い「楽天カード」との比較をみてみましょう。
ACマスターカード | 楽天カード | |
年会費 | 無料 | 無料 |
審査基準 | 比較的柔軟 | 柔軟だが信用情報を重視 |
発行スピード | 最短即日発行 | 1~2週間程 |
審査通過率 | 高め (収入があれば通りやすい) | 中程度 |
キャッシング機能 | あり | あり (別途申し込み) |
楽天カードは信用情報を重視する傾向があり、収入が安定していれば比較的審査に通りやすいようです。
一方、ACマスターカードはアコムの基準に基づくため、就業形態によらず審査を通過しやすいという特徴があります。
また、即日発行が可能なため、急ぎでカードを作りたい人にはACマスターカードがおすすめです。
アコムで借りる流れ
アコムでお金を借りる流れは、以下の通りです。
アコムでの申し込み方法は、主に以下の2つの方法があります。
- ネット申し込み
- 無人契約機(むじんくん)での申し込み
スマートフォンやパソコンから24時間いつでも利用できるネット申し込みが、もっとも手軽でおすすめです。
むじんくんを利用する際にも、事前にネットで申し込むんでおくとスムーズに手続きを行えます。
申し込みを行うと、最初に仮審査(事前審査)が実施されます。
この段階では、以下のような情報が確認されます。
- 本人情報(氏名・住所など)
- 年収や職業、勤務先情報
- 他社からの借入状況
仮審査では、貸金業法に基づき総量規制や、信用情報がチェックされます。
仮審査に通過すると、本審査が行われます。
本審査では、在籍確認を含むより詳細な審査が実施されます。
在籍確認とは、申告された勤務先で本当に働いているかを確認するための手続きです。
従来は職場への電話が一般的でしたが、最近では書類上で確認するケースが増えています。
職場に電話する場合には、基本的に事前に本人の了承を得るので無断で行われることはありません。
審査結果は、最短30分で通知されます。
本審査を通過すると、カードが発行されます。
ATMからの引き出し、またはネット振込を選んで借入を行います。
アコム以外に候補となるカードローン
アコムは利用しやすいカードローンとして知られていますが、他にも多くのカードローンがあります。
それぞれ特徴やサービスが異なるため、自分のニーズに合ったものを選ぶのがポイントです。
ここでは、アコム以外の代表的なカードローンを紹介します。
プロミス
プロミスは、三井住友フィナンシャルグループ傘下のカードローンで、スピード感のある融資対応が魅力です。
金利(年率) | 4.5%~17.8% |
---|---|
無利息期間 | 初回利用時30日間無利息 |
特長 | 最短3分で融資可能 アプリから24時間借入・返済可能 大手消費者金融の中では金利が低め |
プロミスは、無利息サービスを求める人や低金利で借り入れしたい人におすすめです。
アイフル
アイフルは、独立系の大手消費者金融で、女性専用ダイヤルなどの特色あるサービスを提供しています。
金利(年率) | 3.0%~18.0% |
---|---|
無利息期間 | 初回契約日の翌日から30日間無利息 |
特長 | 1秒診断で借入可否が分かる 公式アプリでカードレス契約可能 女性専用ダイヤル「SuLaLi」があり女性にも安心 |
アイフルは、スピーディーに借入したい人や、カードレス契約を希望する人に向いています。
モビット(SMBC)
モビットは、三井住友銀行グループのカードローンで、WEB完結の申し込みが人気です。
金利(年率) | 3.0%~18.0% |
---|---|
無利息期間 | なし |
特長 | WEB完結で職場への在籍確認なし Vポイントが貯まる 最短15分融資 |
WEB完結で在籍確認の電話を避けたい方には、モビットが便利です。
特にプライバシーを重視したい人におすすめです。
レイク
レイクは、新生フィナンシャルが運営するカードローンで、無利息期間が長いのが強みです。
金利(年率) | 4.5%~18.0% |
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無利息期間 | 最大180日間(5万円までの借入) |
特長 | 無利息期間が業界最長クラス 最短15秒で審査結果が分かる |
少額借入を検討している人や、無利息期間を重視する人に適しています。
ダイレクトワン
ダイレクトワンは、スルガ銀行グループのカードローンで、独自のサービスを展開しています。
金利(年率) | 4.9%~18.0% |
---|---|
無利息期間 | 初回利用時55日間 |
特長 | 土日祝日でも即日融資が可能 独自の審査体制 |
すぐ現金を手に入れたい場合は、以下の地域にある店舗に出向き、店頭での契約が必要です。
- 静岡県
- 山梨県
- 愛知県
- 東京都
- 神奈川県
その他の地域では、コンビニや郵便局などの提携ATMが利用可能です。
その際は、後日郵送されてくるカードの到着後に借入手続きが行えます。
ダイレクトワンは、地方在住でスピーディーに借入したい方におすすめです。
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