この記事では、借金を抱えている人に向けて、借金を返済できないとどうなるのか、最悪の末路を防ぐための相談先について、詳しくまとめました。
「失業して無職になり借金返済のめどが立たない」
「借金が返せないため自己破産するしかないのか?」
など、借金の返済に困っている人に役立つように、借金を返せない時の対処や相談先を紹介します。
借金を返せない状況のQ&Aについても説明するので、ぜひ参考にしてください。
借金を返せないとどうなるか
借金を返せないまま放置していても、いきなり取り立てに来るわけではありません。
徐々に事態が悪化していき、督促状態が次のように進んでいきます。
- 遅延損害金が発生する
- 借入先からの催促の電話連絡や督促状が届く
- 内容証明郵便による一括請求書が届く
- 訴訟や差押え
- ブラックリストに載る
借金を返せない時の主な流れやリスクについて、詳しく見ていきましょう。
1.遅延損害金が発生する
借金の返済が滞ると、返済期日の翌日から遅延損害金が発生します。
遅延損害金とは、借金の返済が遅れたことで生じる損害賠償のようなものです。
遅延損害金が発生すると多くの金額を返済することになり、返済の負担も大きくなります。
2.借入先からの催促の電話連絡や督促状が届く
期日までに返済ができないと、借入先から催促の電話連絡がきます。
契約時に自宅や勤務先の電話番号を記入していると、自宅や勤務先に架かってくる場合があり、家族や周りにバレる可能性もあるでしょう。
また、催促の電話を無視していると、自宅に督促状や催促状が届きます。
時には、電話連絡がなく、いきなり督促状が届く場合もあります。
3.内容証明郵便による一括請求書が届く
督促状が届いても返済しない場合には、普通郵便とは違い手渡しの方法で届けられる「内容証明郵便」で、借金の一括請求書が届きます。
「給料や貯金の差押え」などの内容が記載されていることが多く、プレッシャーを感じるでしょう。
4.訴訟や差押え
内容証明郵便が送られても無視をしていると、裁判所を介した訴訟や差押え手続きが進められます。
給料・預貯金・生命保険・不動産・車など、債務者が名義になっているあらゆる資産が差押えの対象です。
会社や家族など、周りの人に借金をしていることがバレるのは間違いありません。
5.ブラックリストに載る
借金が返済できない状態でいると、ブラックリストに載る可能性があります。
ブラックリストに載ると、住宅や車などのローンの借入れやクレジットカードが使えません。
借金を完済するまで情報が登録され続け、完済したとしても1~5年は情報が残ります。
日常生活でのさまざまな行為が制限され、大きなリスクを抱えることになります。
借金を返せない人の末路
借金が返せない状態でいると、犯罪に走るケースや借金を苦にしての自殺など、最悪の末路をたどる可能性も少なくありません。
実際に、一般の強盗事件について、返済資金を得るためや債務を免れるためなど、借金がらみが動機の犯行が目立っています。
強盗事件については、無職者が過半数、さらに、支払い能力に問題がある人が大半を占めています。
自殺の原因や動機としても、借金や経済的な問題が取り上げられています。
借金を苦にしてうつ病などの病気を発症し、精神的に追い込まれて自殺に至るケースも少なくありません。
お金を得ることが動機の犯罪は、情状酌量の余地がなく、厳しく罰せられます。
また、自殺をすれば、残された家族が責任を負うことになり、家族の人生をも台無しにしてしまいます。
最悪の末路になる前に、しかるべきところに相談して、適切なアドバイス受ける必要があります。
借金を返せない時どうする?NGリスト
借金が返せないからと言って、絶対にやってはいけない行為があります。
借金が返せない時のNGリスト、
- 借入先からの督促を無視する
- 返済金を得るためにギャンブルをする
- 悪徳業者から借金する
について、それぞれ説明していきます。
借入先からの督促を無視する
借金が返済できないと、借入先からの電話連絡や督促状が届く場合があります。
ただ、無視してしまうと、状況がどんどん悪化していくだけです。
相談すれば、返済期限を延ばしてくれる可能性もあるため、まずは連絡をした上で対処法を考えることが大切です。
返済金を得るためにギャンブルをする
お金を作るためにギャンブルをするのは、ギャンブル依存の原因になりやすいため、絶対にしてはいけません。
実際に、多額の借金がある場合は特に、ギャンブルに勝った分で借金を返済するのは、かなり難しいものです。
ギャンブルをすることでさらに借金額が増える可能性があり、とても危険な行為です。
悪徳業者から借金する
返済できないからといって、悪徳業者などの闇金から借金するのは絶対にやめましょう。
嫌がらせの電話や、高い利息を払わなければいけないなど、さらに大きな負担を抱えることになります。
借金を返済するためにさらに借金をするのは、状況を悪化させてしまうだけです。
借金を返せない時の対処・相談先リスト
借金を返せない時の悩み相談は、SNSや知恵袋などにも多数寄せられ、対処するためのアドバイスも紹介されています。
借金の返済に困ったら、返済額が軽減できる対処法を利用することで、問題を解決するのがおすすめです。
借金の返済額が軽減できる対処法、
- おまとめローン
- 債務整理
について、対応してくれる事務所と合わせて、それぞれ説明していきます。
おまとめローン
おまとめローンとは、複数のローンを一本化し、複数社への返済の手間をなくすことで負担を軽減する方法です。
たくさん借りるほど金利が下がるのを利用して、複数のローンを一本化(おまとめ)し、返済の条件やサイクルを有利に調整することができます。
債務整理
債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産の3つの手続きがあります。
- 借入先と直接交渉し、返済の負担を軽減する「任意整理」
- 裁判所に申し立てをし、住宅を残して債務を大幅に減額する「個人再生」
- 裁判所に申し立てをし、支払い義務を免除してもらう「自己破産」
債務整理の全ての手続きに対応しているのが、司法書士事務所の「グリーン司法書士法人」です。
相談料が無料で安心ですが、1社からの債務額が140万円を超えると司法書士では対応できないため、弁護士に相談する必要があります。
その場合はテレビCMでもおなじみの「ベリーベスト法律事務所」がおすすめ。
数々の借金トラブルを解決してきた弁護士事務所であり、債務整理の全て手続きに迅速に対応しています。
実績や経験をもとに、状況に合わせた最善の解決策を提案してくれるでしょう。
借金を返せない状況のQ&A
ここでは、借金問題で最悪の末路にならないために、借金を返せない状況のQ&Aをまとめました。
- 借金が返せないとどうなる?
- 借金が返せなくなった時に相談できるところは?
- 借金問題を解決するための対処法は?
- 無職でお金がなくても相談できるところはある?
について、それぞれ説明していきます。
借金が返せないとどうなる?
借金が返済できないと、遅延損害金が発生して督促状や催促状が送付され、最終的にはブラックリストに載ってしまう場合があります。
社会生活に大きな支障が出る可能性もあるため、早い段階で相談するのがおすすめです。
借金が返せなくなった時に相談できるところは?
借金の返済に困ったら、司法書士事務所や弁護士事務所に相談しましょう。
多くの事務所では、無料で相談を受け付けています。
状況を詳しく説明することで、借金問題の解決に向けた適切な提案が受けられます。
借金問題を解決するための対処法は?
自身で借金が返せなくなった場合の対処法として、おまとめローンや債務整理があります。
司法書士事務所や弁護士事務所では、手続きのメリットはもちろん、デメリットやリスクも説明した上で、状況に合わせて手続きを進めてくれます。
無職でお金がなくても相談できるところはある?
司法書士事務所や弁護士事務所では、手続きにかかる費用の分割払いが可能なところもあります。
無職で手持ちのお金がなくても、すぐにでも相談ができます。
まとめ
借金を返せないと、状況がどんどん悪化して督促が進み、資産の差押えやブラックリストに載る可能性があります。
最悪の末路として、犯罪や自殺に至るケースもあるため、放っておいてはいけません。
借金が返済できない時の相談先として、次の事務所がおすすめです。
- おまとめローンに特化したサービスを提供している「中央リテール」
- あらゆる債務整理に対応している司法書士事務所の「アヴァンス法務事務所」
- 多額の借金問題の解決にも対応できる「弁護士法人そうや法律事務所」
自身で返済できないとわかったら、できるだけ早めに司法書士事務所や弁護士事務所に相談して、借金問題の解決に向けた手続きを進めるのがおすすめです。
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