リースバックを検討する際、1社だけの査定で決めるのは危険。
同じ物件でも査定する会社によって300万円以上も差が出ることがあるからです。
本来3,000万円で売れた家を2,700万円で手放す、なんてことを防ぐためにも、必ず複数社に査定を依頼しましょう。
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リースバックの家賃設定の仕組み
リースバックの家賃は、一般的に物件の買取価格と期待利回りに基づいて算出されます。
期待利回りとは、買い手(リースバック業者)がその物件から得たい収益率のことです。
たとえば、期待利回りが10%の場合、投資した金額の10%を毎年回収したいと考えているということです。
つまり、買取価格が高くなればなるほど、また期待利回りも高くなればなるほど、家賃が高くなる傾向にあります。
一般的にリースバックの年間の家賃は、買取価格の10%前後(7%〜13%程度)に設定されることが多いです。
リースバックとは、住宅を専門のサービス会社に売却し、その住宅を賃借することによって従前のまま住み続けられるというサービスです。
住宅の売却後、住宅の所有者とサービス会社は改めてその住宅を対象物件とした「賃貸借契約」を締結します。
そのため、リースバックによりまとまった手元資金が得られる代わりに、賃料が発生するのです。
リースバックの家賃設定の計算方法
一般的に、リースバックの家賃は以下の計算式で概算することができます。
【買取価格】
リースバックで売却した不動産の価格
【期待利回り】
買い手がその物件から得たい年間収益の割合
上記の計算式は一般的なものであり、実際の計算方法や考慮される要素は業者によって異なる場合があります。
また、利回りや家賃は、ある程度交渉の余地があります。
リースバックの買取価格の相場
リースバックの買取査定価格は、市場価格の60%〜80%ほどの場合が多いです。
例えば、自宅を査定して、3,000万円であった場合は以下のような計算になります。



このように、業者によっては、1,200万円も市場価格から買い取る金額が少なくなります。
しかし、リースバックには、引っ越しが必要ないことやすぐに現金化できるなどのメリットが多いのも確かです。
ですから、自分にとってリースバックが必要なのかを慎重に見極める事が重要になります。
リースバックの家賃相場
住宅の種類や場所にもよりますが、売却金額の年間7%~13%になる場合が多いようです。
つまり、買取価格が高ければ高いほど、リースバック物件の賃料は高くなるという傾向があります。
築年数や間取り、立地等により買取価格が決まりますが、一般的な算出方法はマンションと戸建住宅で分けて考えます。
マンション価格の算出方法はとても単純で、自宅の築年数に合わせた周辺地域の平均坪単価に自宅の延床面積を掛け合わせるだけです。
たとえば、築年数が類似したマンションにおける自宅周辺地域の平均坪単価が50万円、自宅マンションの延床面積が30坪(約100㎡)であれば、「50万円×30坪=1,500万円」になります。
戸建価格は、土地価格と建物価格を分けて考える必要がありますので少し複雑になりますが、考え方としてはマンションと同様です。
土地の周辺坪単価が50万円、土地面積が40坪、建物の新築時の価格が2,200万円で築20年の木造住宅を考えます。
まず土地の価値を算出するのに「50万円×40坪=2,000万円」
次に建物の価値を算出するのに、木造の法定対応年数はおおよそ22年なので、「(2,200万円÷22年)×(22年-20年)=200万円」。
よって土地と建物を合わせた価値は、2,200万円となります。
業者査定だけでなく事前に必ず自分でリサーチし、相場感をつかんでおくことをおすすめします。
リースバックの家賃事例
リースバックの家賃事例をマンションと戸建てにわけて紹介します。
マンションの場合
マンションの場合は、管理費と修繕積立金が家賃に上乗せされます。
以下の表は、管理費が月1万円、修繕積立金が月2万円上乗せされた場合の家賃です。
買取価格 | 7% | 8% | 9% | 10% | 11% | 12% | 13% |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1,000万円 | 8.8万円 | 9.6万円 | 10.5万円 | 11.3万円 | 12.1万円 | 13万円 | 13.8万円 |
2,000万円 | 14.6万円 | 16.3万円 | 18万円 | 19.6万円 | 21.3万円 | 23万円 | 24.6万円 |
3,000万円 | 20.5万円 | 23万円 | 25.5万円 | 28万円 | 30.5万円 | 33万円 | 35.5万円 |
4,000万円 | 26.3万円 | 29.6万円 | 33万円 | 36.3万円 | 39.6万円 | 43万円 | 46.3万円 |
5,000万円 | 32.1万円 | 36.3万円 | 40.5万円 | 44.6万円 | 48.8万円 | 53万円 | 57.1万円 |
戸建ての場合
以下の表は戸建ての場合の家賃事例です。
買取価格 | 7% | 8% | 9% | 10% | 11% | 12% | 13% |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1,000万円 | 5.8万円 | 6.6万円 | 7.5万円 | 8.3万円 | 9.1万円 | 10万円 | 10.8万円 |
2,000万円 | 11.6万円 | 13.3万円 | 15万円 | 16.6万円 | 18.3万円 | 20万円 | 21.6万円 |
3,000万円 | 17.5万円 | 20万円 | 22.5万円 | 25万円 | 27.5万円 | 30万円 | 32.5万円 |
4,000万円 | 23.3万円 | 26.6万円 | 30万円 | 33.3万円 | 36.6万円 | 40万円 | 43.3万円 |
5,000万円 | 29.1万円 | 33.3万円 | 37.5万円 | 41.6万円 | 45.8万円 | 50万円 | 54.1万円 |
リースバック後の家賃を抑える方法
リースバック後の家賃を抑える方法を紹介します。
売却価格を抑えて設定する
リースバック物件の賃料は、売却価格に対する期待利回りによって決定されます。
リースバック(賃貸借契約)開始前であれば、当初の売却価格を抑えて設定することで賃料を下げてもらうことは可能です。
しかし、当初の売却価格を抑えれば手元に置いておける資金額も減ってしまうことから、売却価格をいくらにするかは、今後の資金使途、年金額、住宅の買い戻しの予定があるのか、など総合的に判断すべきです。
一方で、賃貸借契約締結後に賃料を下げてもらうことは難しいでしょう。
場合によっては、敷金や保証金を多めに支払うなどして賃料を下げてもらった事例もあるようなので、サービスを提供する会社に一度相談してみましょう。
複数業者に査定依頼する
家賃相場の計算を理解した上で買取価格と家賃の査定は必ず複数業者に依頼するようにしましょう。
複数業者に依頼することで所有する自宅をより高く評価してくれる業者に対してリースバックを依頼することが出来ます。
査定額や条件を比較した上で、納得できるリースバック業者に依頼することをおすすめします。
リースバックの家賃に関連する質問
リースバックの家賃に関連するよくある質問にお答えします。
リースバックを検討する際、1社だけの査定で決めるのは危険。
同じ物件でも査定する会社によって300万円以上も差が出ることがあるからです。
本来3,000万円で売れた家を2,700万円で手放す、なんてことを防ぐためにも、必ず複数社に査定を依頼しましょう。
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