今回不動産テックラボでインタビューをさせていただいたのは、臨場感あふれる3Dコンテンツが作成できる「Matterport」を提供している株式会社シンプレス様です。
空間を撮影するだけでサイト上やVRゴーグルで視聴できる3Dコンテンツを手軽に作成できるサービスで、最先端の高画質な映像で、3Dならではの体験ができるのが魅力です。
不動産業界はもちろん、百貨店やメーカーのショールームなど、プロモーションに関わる方にぜひチェックしていただきたいインタビューです。
最先端高画質3Dプラットフォーム「Matterport」の公式サイトはこちら⇒
不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。
株式会社シンプレス様へのインタビュー内容を紹介します
それでは早速、「株式会社シンプレス様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。
今回は、代表の橋本雄史様にお話を伺いました。
Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、Matteportの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」
Matterport(マーターポート)とは、アメリカのIT企業”Matterport”社(ナスダック上場)が提供する最先端高画質3Dプラットフォームです。
そのサービスと連携できる3Dカメラで空間を撮影(スキャニング)することで、臨場感溢れる3Dバーチャルツアーを手軽に制作することができます。
Q2.「次にMatterportをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」
私は、10年以上不動産住宅業界のプロモーションに携わってきました。
さまざまなデジタルの取組が注目される中、非常に魅力を感じたのが、リアル空間をスピーディーかつ正確に再現できるMatterportです。
Matterportのデジタルツインによって、遠隔地のモデルルームや売却済のモデルハウスなど、場所と(過去の)時間を越えて案内・見学することができれば、ビジネスモデルの変革に繋がると思い、事業をスタートしました。
Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際の、Matterportの強み・優位性を教えてください。」
やはりMatterportの特長は、3Dデジタルモデルだということです。
- 実際に歩いているように自由に移動してさまざまな角度で内見できる“ウォークスルー”
- 空間全体を立体的に鳥瞰で見ることができる“ドールハウスビュー”
- フロアレイアウトが簡単に真俯瞰から把握できる“フロアプランビュー”
- 窓やインテリアなどさまざまな場所やモノが計測できる “メジャーツール”
など、3Dデータだからこそ実現する表現や機能があります。
- ハイライトリール(サムネイル)を設定することで、空間内を動画のように見せる“モデルルームツアー”
の制作も可能です。
Q4.「Matterportを今後どのような会社に使って欲しいと考えていますか?」
- 離れた場所に物件やモデルハウス・モデルルームがある
- 引き渡した物件をアーカイブとしてデジタルで残したい
- オンラインでの商談で物件全体を紹介したい
という会社には、かなり有効なコンテンツになるはずです。
最近では、コロナ禍の影響もあり、不動産住宅業界だけでなく、百貨店やハイブランドの店舗、メーカーのショールームなどの引き合いも増えています。
Q5.「3Dコンテンツに馴染みのない業者でも使えますか?導入後のサポートもしてもらえますか?」
3Dコンテンツであれば、弊社などのMatterportのビジネスパートナーへ依頼すれば制作できます。
実際の空間を撮影するだけなので、準備なども不要です。
サービス自体の導入であれば、Matterport日本窓口で導入サポートがあります。
Q6.「御社のサービスを既に利用されている方からの感想や反響があれば教えてください。」
それから、Matterportの特長と撮影から納品までのスピード、価格などのお話をすると、「このクオリティでこの価格なの?」とさらに驚かれます。
実際に使用している接客の現場では、「物件HPにリンクを張ってアクセス数が増えた」という事例もありますが、やはり「オンラインの画面共有や対面のタブレットなどで、3Dコンテンツを動かしながら物件を案内する方法が伝わりやすい」という声が多いです。
Q7.「最初の相談からデータの提供までにかかる期間を教えていただけますか?」
通常は1週間くらいかかりますが、最短で2日間での納品も可能です。
阪急うめだ本店様の2週間限定のポップアップ店舗では、水曜日の夜に撮影し、ハイライトリールや動画などの情報を設置して、金曜日に納品し、WEBサイトやSNSで公開したという事例もあります。
Q9.「株式会社シンプレスとしての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」
DX変革を大企業だけの難しい取り組みと捉えるのではなく、新しいプラットフォームを活用しながら身近で手軽に面白いサービスを提供していきたいと考えています。
Q10.「最後にインタビュー記事の読者について、一言お願いします!」
コロナ禍の日本では、リアルからヴァーチャルへのデジタル化は急激に加速していますが、何からどう取り組めばいいか分からないことも多いのではないでしょうか。
ちょっとしたデジタル化の取り組みでもCX(顧客体験)やEX(従業員体験)を向上させることができれば、DX変革へと繋がっていきます。
まずはMatterportのデジタルツインをDX変革の“きっかけ”にしてもらえれば幸いです。
株式会社シンプレスの会社情報
会社名 | 株式会社シンプレス |
所在地 | 大阪市西区西本町1-4-1 オリックス本町ビル4F |
代表取締役社長 | 橋本 雄史 |
公式サイトURL | https://simpless.jp/ |
最後に
今回は、「Matterport」を提供している株式会社シンプレス様のインタビュー記事を紹介しました。
特別なプロモーションと捉えられがちな3Dコンテンツを、身近で手軽なものにしたい、ビジネスにおいてのシンプルな選択にしたいという志が非常に印象的でした。
コロナ禍にも後押しされながら、今後もさらに魅力的なサービスを広げてくれるのではないでしょうか。
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからMatterportの公式サイトをチェックしてみてください。
株式会社シンプレス様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!