近年、日本の空き家問題が非常に深刻です。
全国的な人口減少に歯止めがかからず、 特に地方から都市部への人口流出が盛んに行われています。
一方で、地方に移住したいと考える人や、日本の自然や歴史文化を知りたいと考えている外国人の旅行者も増えてきました。
そこに誕生したのが、土地や空き家を持て余しているオーナーと、地方の物件に一時的に住みたいと考えているユーザーをマッチングするプラットフォーム「ADDress(アドレス)」です。
今回の記事では、アドレスの特徴や評判について詳しく解説をしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ADDress(アドレス)の特徴・メリットまとめ
まず最初に、アドレスの特徴について説明をしていきます。
アドレスの主な特徴は下記の3つです。
- 月額4.4万円で提携の物件に住み放題
- 物件はリノベ済みでwi-fiや家具家電なども完備
- 色々な人との出会いがある
それぞれ説明をしていきましょう。
1.月額4.4万円で提携の物件に住み放題
アドレスの一番の強みは、月額4.4万円からの定額で全国の提携物件に住み放題で利用することができる点です。
非常に低コストで地方の物件に住むことができるので、本格的な移住ではなく、週末だけや短期的な移住を考えている方にとっても非常にありがたいサービスですね。
住み放題の月額費用の中には光熱費がすでに組み込まれているため、ランニングコストも含めてこれ以外の料金はかかりません。
2.物件はリノベ済みでwi-fiや家具家電なども完備
「地方の物件ということは、かなり古い建物なのではないか」と考える方も多いでしょう。
アドレスが提携している物件はリノベーションが実施された物件であり、 wi-fiや家具家電、アメニティなどが完備されています。
普段都心部の人混みや喧騒の中で仕事をしている方が、ワーケーションで利用するのもいいですね。
3.色々な人との出会い がある
アドレスの醍醐味と言っても過言でないメリットは、人との出会いです。
アドレスに滞在している他の利用者とのコミュニケーションが取れることはもちろん、その地域に住んでいる住民の人々とも交流することができます。
アドレスが提携している物件は、共同のスペースが設けられているので自然と仲間たちの会話や信頼関係が深まっていきます。
ADDress(アドレス)の注意点・デメリット
アドレスは長期的な契約を前提としたサービスのため、契約期間が1年間となっています。
月額が4.4万円と言っても、1か月だけ利用できるわけではありません。
中途解約や休会制度もありますが、最低契約期間は90日、解約は35日前までの申請が必要などさまざまな注意点がありますので、契約の際にはしっかりと確認しておきましょう。
ADDress(アドレス)を利用した人の口コミ・評判
続いては、アドレスを実際に利用した方の口コミや評判を紹介していきます。
北鎌倉の一軒家ADDressに引き続き滞在中!東京から少し離れた、鎌倉エリアの空気感と緑の美しさ、可愛いカフェやショップの「いつもと違う」街歩きの楽しさに既にトリコ感。
ほんとに綺麗、写真楽しい…家とは別に「ただいま」が言える場所。「住む」と「移住」の間にある、新しい選択肢な気がしてる pic.twitter.com/c2czPqgIHR
— 伊佐 知美 (@tomomi_isa) May 16, 2019
https://twitter.com/KaoriS0129/status/1100043634836033537一方あまりパッとしない町は、口説くべき人に口説いてない地域が多いように思える。
ADDressやliving anywhereみたいなのがどんどん広まっていく中、一時移住みたいなのも当たり前化していく。
そのときに地域の明暗を分けるのは、「ちゃんと人を口説いている地域かどうか」。
— いしおさん | 沖縄離島で身の丈起業 (@stonejourney) June 17, 2019
北鎌倉ステイ、楽しかったな〜…!🙌"ADDressを使えば、ちょっとした移住体験からスタートして、どっぷり腰を据えた生活ができます" 【人気拠点紹介】憧れの鎌倉生活!北鎌倉駅から徒歩圏内の静かな住宅街|https://t.co/LyrUbixpLk @ADDaddress|note(ノート) https://t.co/udNXxrrstx
— 伊佐 知美 (@tomomi_isa) May 29, 2019
非常に楽しいポジティブな意見がTwitter上でたくさん見られました。
やはり、移住生活や二拠点生活に憧れている人が多いことの証明ではないでしょうか。
ADDress(アドレス)の使い方を解説!
ここからは、アドレスの具体的な使い方を解説していきます。
大まかな流れは下記のとおりです。
- 会員登録をする
- 会員専用のサイトから住んでみたい家を予約する
- 予約した拠点に実際に滞在する
利用のステップはたったこれだけです。
ADDress(アドレス)の運営会社情報
最後に、アドレスの運営会社の情報について詳しく解説をしておきます。
ADDress(アドレス)代表の佐別当隆志さんは、ガイアックスのブランド推進室に勤務されていた経験があります。
同時にシェアリングエコノミー協会の設立者兼事務局長として、シェアリングエコノミーについての提言や、国と提携しながらさまざまな取り組みを行ってきた経験もお持ちです。
それらの経験を生かしてADDress(アドレス)を創業し、地方に余っている遊休資産をシェアリングエコノミーの力で活用していこうというサービスを立ち上げたのです。
利用できる拠点の一例
公式ホームページに掲載されているアドレスの拠点をいくつか紹介しておきます。
- 西神A邸 (兵庫県)
- 桜島A邸 (鹿児島県)
- 小伝馬町A邸 (東京都)
- 葉山A邸 (神奈川県)
- 永平寺町A邸 (福井県)
- 伊豆大島A邸 (東京都)
- 大和西大寺A邸 (奈良県)
- 郡上明宝A邸 (岐阜県)
上記は一部の物件ですが、 会員登録をすればより多くの情報を確認することができます。
ADDress(アドレス)の会社概要
まとめ
今回の記事では、地方の空き家を活用し、 地方に泊まったり生活したいと考えている方のニーズをマッチングするADDress(アドレス)について紹介してきました。
エアビーアンドビーのように、気軽に賃貸に出すことができるサービスも出てきていますが、家具家電や光熱費を全て込みの状態で長期的に滞在できる点は大きなメリットでしょう。
短期間での滞在も可能ですし、wi-fiやアメニティなども充実しているため、週末に気軽に地方で仕事をするといったようなワークスタイルも実現できそうです。
不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。