不動産サービスをワンストップで提供するRENOSY(リノシー)が描くビジョンとは?【株式会社GA technologies様】

不動産テックラボで今回インタビューをさせていただいたのは、不動産テック総合サービス「RENOSY(リノシー)」を運営している株式会社GA technologies様です。

「RENOSY(リノシー)」は、「借りる」「買う」「売る」「貸す」「リノベーションする」「投資する」までをシームレスに提供する不動産総合サイト。

また株式会社GA technologies様は、「DX銘柄2020」で唯一マザーズ市場から選定されており、数ある不動産テック企業の中でも代表的な一社として注目を集めています。

さらに2020年・2021年と連続で「働きがいのある会社ランキング中規模部門」にてベストカンパニーを受賞しており、経営・組織面でも評価されている会社です。

今回のインタビューでは、RENOSYの立ち上げの経緯から、株式会社GA technologiesとしての将来的なビジョンまで幅広く質問をさせていただきました。

不動産に関するお悩みをお持ちの方や、不動産テック領域にかかわる方はぜひチェックしてみてください。

RENOSY(リノシー)の公式サイトはこちら⇒

目次

株式会社GA technologies様へのインタビュー内容を紹介

それでは早速、「株式会社GA technologies様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。

Q1.「まずRENOSYをスタートしたきっかけ・経緯を教えてください。」

「お客様の理想の暮らしを実現する」ためで、このミッションはサービス開始当初から持ち続けています。

不動産メディアの運営から、実際の契約や管理までを一気通貫で提供することで、取引の利便性と透明性を高め、お客さまの人生を通じて理想の暮らし作りをサポートできるようなサービスを目指しています。

RENOSYは、リアルとテックを融合させた高品質なサービスの提供を推進するため、「住まい探しと資産運用を、もっとカンタンに。」をコンセプトに、2020年12月にリニューアルを行っています。

このリニューアルにより、これまで機能ごとに分業制で提供してきた各種不動産サービスをよりシームレスに、ワンストップで提供できるようになりました。

住まい探しのためにRENOSYをご利用いただいた方や、不動産を通じた資産形成の目的でRENOSYをご利用いただいた方に対して、RENOSYアカウントを基盤にしたなめらかな不動産サービスを提供できるようになっています。

Q2.「続いてRENOSYのサービス概要について、改めて簡単に教えていただけますか?」

RENOSYは、「テクノロジー×イノベーションで、人々に感動を。」を経営理念に掲げる、株式会社GA technologiesが提供する不動産テック総合サービスです。

「住まい探しと資産運用を、もっとカンタンに。」をコンセプトに、住まいを「借りる」「買う」「売る」「貸す」「リノベーションする」、そして不動産に「投資する」を自社で一気通貫で提供する不動産情報サイトを運営しています。

おかげさまで、会員数9.8万人以上、月間PV数280万以上をいただいています。

物件情報は東京都心の中古分譲マンションを中心に15万棟以上を掲載し、アナログで不透明な不動産業務の効率化を進めながら、オンラインとオフライン双方の住まいにまつわる顧客体験の向上に取り組んでいます。

※RENOSY会員数・月間PV数・建物掲載数は2020年10月時点の数字です。

Q3.「ここからは少し具体的な質問に入っていければと思います。RENOSYの不動産投資は、取り扱い物件を都市部の中古マンションに絞っていると思いますが、今後も中古マンション以外は扱わない予定でしょうか?」

お客様のニーズに応じて柔軟に対応する予定です。

私たち(RENOSY)が考える不動産投資のメリットは、家賃収入を充当することで、比較的小額の自己資金で物件を所有し、資産を築けることです。

今後数十年間にわたって賃貸需要と資産価値の安定が見込める物件を厳選した結果、現時点では「都市部の中古コンパクトマンション」に特化する形になっております。

今後に関しても、不動産投資のメリットを享受できる国内外含めた物件を検討していくため、中古・新築にこだわるつもりはありません。

厳選した物件の提供を通じて、お客様の資産形成をお手伝いすることが第一です。

Q4.「RENOSYの不動産投資サービスが、2020年にグッドデザイン賞を受賞されていますよね。デザイン面やユーザー体験の観点ではどのようなことに力を入れているのでしょうか?」

デザインには、体制を作りながら注力しています。

まず、2018年にPRとクリエーティブを統合的に行う「Communication Design Center(略称 CDC)」という部署を設立しました。

CDCでは、クリエーティブディレクター、アートディレクター、デザイナー、ムービーエディター、ムービーディレクター、編集者など、多数のクリエーティブ職種を採用・育成し、グループ全体の発信におけるクリエーティブ(及びデザイン)の強化に努めています。

また、プロダクト開発においても、UI/UXデザイナーからなるプロダクトデザインチームを設置し、ユーザーとデータに向き合いながら日々改善を続ける組織文化があります。

Q5.「不動産クラウドファンディングサービスも運営されていますが、ファンドの大半が3か月運用とかなり短期かと思います。運用期間を短期に絞っているのは何か理由があるのでしょうか?」

資産が増えるという体験をできるだけ気軽に実感してもらうために、運用期間を短期で設定しています。

RENOSY クラウドファンディングで提供しているファンドは、3ヶ月で期間が満了するものがほとんどです。

長期でまとまった資金を必要とする不動産投資が多いですが、1万円から気軽に現物不動産に投資できるようにすることで、資産運用の選択肢を拡げるサービスとして運営しています。

この短期間運用は、月間約1万件寄せられる不動産情報の中から厳選したものです。

まずは、過去の成約実績や類似マンションの相場情報などを学習したAIが、物件を相対的にスコアリングします。

その上で、当社のクラウドファンディング専門チームが最適な物件を厳選して、ファンド組成することで実現しています。

もっとも、少額・短期のファンド組成以外にも大きなニーズがあることは認識していますので、現在、より高額・長期のファンド組成に向けても検討を続けています。

Q6.「DX銘柄2020」で唯一マザーズ市場から選定されましたが、急成長の秘訣はどこにあると考えていますでしょうか?」

「DX」という⾔葉が語られる以前から、アナログな不動産取引をテクノロジーで変えていくという意志を持ち、⾃社のDXだけでなく、不動産業界全体のDX推進に資する他社向けのSaaS開発・提供も⾏ってきました。

また、2013年の創業からこのレガシーな不動産領域に注目し、この領域は必ずテクノロジーで変わると思い、積極的に投資してきた結果、今の成長につながっていると考えています。

不動産業界というアナログな業務が多く残る業界で、お客様視点に立ち、常にエンドユーザーを考え、真の利便性を追求し、創業の時からミッションにあるテクノロジーを活用した事業展開も成長の秘訣のひとつに上げられるかと考えます。

Q7.「従業員の3分の1がエンジニアで、ワンストップのアプリ開発もされているかと思います。会社として今後もITに注力していく方針でしょうか?」

今後も不動産だけでなく、様々な領域でテクノロジーを活用した、リアルとテックを融合した事業展開を行っていく予定です。

弊社は、「テクノロジー x イノベーションで人々に感動を」経営理念に掲げており、創業当初からテクノロジーへ投資し、ITを活用した事業を展開してまいりました。

また、テクノロジーの進化が未来の生活を変え、そしてより良い世界の実現に向けて“イノベーション”が必要不可欠であると信じています。

Q8.「2020年、2021年と働きがいのある会社ランキング中規模部門にてベストカンパニーに選出されているかと思います。組織運営に関して大切にしていることや力を入れていることは何でしょうか?またどのような社風でしょうか?」

組織運営に関しては、GAグループが大切にする価値観「GA GROUP SPIRITS(GAGS)」を最も重要視しています。

どんなにスキルがあってもGAGSに共感いただけない方は採用しない、評価制度をはじめ人事制度にGAGSを組み込む、体現している人を表彰する、社内の会議室やネオンサインなどで常に目に付くようにするなど、あらゆる方法で社員に常にGAGSを意識して行動してもらうことを重視しています。

※GAGS(GA technologiesの価値観)について:https://www.ga-tech.co.jp/company/philosophy/ 

社風に関しては、オープンでスピード感のある社風です。

リアルとテックの融合を目指していることから、エンジニアや設計士、セールスなど多様な職種のスタッフが働いています。

スタッフ全員に「やっていることは違っても同じ目標を目指す仲間」という共通認識があるため、部署をまたいだ協力や議論など、オープンな交流が行われています。

スピードについては、大手よりベンチャーの勝る武器のひとつはスピード感だと考えていますので、常に状況に合わせて最善の手を打つことを重視しています。

Q9.「ありがとございます。最後にGA technologiesとしての将来的なビジョン・ゴールがあれば教えていただけますか?」

ビジョンとしては、創業当時から1日も変わらず、「世界のトップ企業を創る。」です。

世界的な会社を創るために代表の樋口がGAグループを設立し、今まで事業を行ってきました。

昨年M&Aを行った「神居秒算」もそのひとつです。

中華圏の投資家に日本の不動産を販売する不動産会社をマッチングするプラットフォームという位置づけで、上海にオフィスも開設しました。

その他にも海外の不動産テックイベントへの登壇や、海外プレスリリースの配信など、世界のトップ企業を創るというビジョンに向けて日々邁進しています。

Q10.「インタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」

今までの不動産業界は、カテゴリーごとの分業制でした。

家を借りるなら借りる会社、家を買うなら買う会社、リノベーションするならリノベーションの会社、投資するなら投資用不動産販売会社という分業制だったものを、GA technologiesは、グループでワンストップで行うことにより、ユーザーファースト、お客様目線での不動産体験の向上に努めてきました。

これによりRENOSYは、住まいにまつわる全てをグループ全体で一気通貫でサービス提供しており今までの不動産価値と異なった不動産体験を提供します。

住み替えや住宅購入、不動産投資に関心がある方はぜひ一度RENOSYへお問い合わせください。

株式会社GA technologiesの会社情報

会社名 株式会社GA technologies
所在地 〒106-6290
東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー40F
代表取締役社長 樋口 龍
公式サイトURL https://www.ga-tech.co.jp/

最後に

今回は、不動産情報サイトを運営している株式会社GA technologies様のインタビュー記事を紹介しました。

「世界のトップ企業を創る。」という大きな夢を持ちながら、顧客を第一に考えた、不動産テックを活用したさまざまな取り組みが印象的でした。

今後も提供するサービスはもちろんのこと、経営面からも目が離せない企業であることは間違いないでしょう。

今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからRENOSY(リノシー)の公式サイトをチェックしてみてください。

RENOSY(リノシー)の公式サイトはこちら⇒

株式会社GA technologies様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!

目次