「特P」は、インターネットで簡単に駐車場の予約ができる新しいサービスです。
地域のオーナーが空きスペースや駐車場を貸し出しているためコインパーキングよりも低価格で、クレジットカード決済もできます。
利用者側にメリットの多い特Pですが、駐車場を貸し出すオーナー側にもメリットがあります。
有効活用できていなかったスペースを特Pに登録したことで、毎月数万円から数十万円の収益を得ている人もいるほどです。
今回の記事では、特Pを利用している人の評判や、利用者とオーナー双方の視点でのサービスのメリットについて詳しく解説します。
ぜひ参考にしてください。
特P(とくぴー)を利用した人の評判・口コミはどう?
まず、特Pを実際に利用した人の評判・口コミを、リアルな声が飛び交うツイッターからいくつか紹介しておきましょう。
akippaと特Pはほんと有能
— ごんぺ (@gongonry) January 16, 2020
akippa利用料さらにとるのか~
— ゆーき (@ywky_) May 18, 2020
特Pかな・・・
空いている駐車場、akippaから特Pに変えようか悩み中。
— きままな大家🦜 (@kimamaohya) May 28, 2020
登録した駐車場シェアリング。5月の売上が現時点で12000円を超えた。月極の相場が5000円/台位のエリアなので、全然手間かからない割には良いのではないか。立地も良くはないけど、4人くらい常連さんが付いていて、毎日誰かしらの予約が入ってる。”特P”というサービス、写真も加工してくれてオススメ。 https://t.co/kKCXbQMHVq
— オロゴン @ 福祉未経験から100人の雇用を創る! (@orogongon) May 22, 2020
自分も実家の使ってない駐車場の運用を頼まれ、駐車場シェアリングの特Pに貸出してますw
— こまいぬ@不動産投資家 (@komainupon) May 22, 2020
近隣相場よりかなり割安な500円にした結果、毎日月極駐車場のように利用してくれてる常連さんがいますw
自分で使いたい時は貸出オフ日を簡単に作れるから一時的な貸出したい場合は月極駐車場より断然良いすね。 https://t.co/il0lv6eUud pic.twitter.com/P5tTIgoYhl
空いている駐車場スペースで試しにあきっぱや特Pやってみようかなー。
— キルヒアイス@埼玉不動産投資家🈳🈳🈳 (@ADbe_ta) June 3, 2020
勉強してみるか。
特Pに関しては、ポジティブなツイートが非常に多く飛び交っていました。
競合サービスのakippaと比較して、手数料の面で特Pを使用している人も多いようです。
特P(とくぴー)の3つの特徴を利用者視点で紹介
続いて、特Pの特徴を駐車場利用者の視点で紹介していきます。
主な特徴は以下の3つです。
- オンラインで駐車場の予約ができる
- クレジットカードで自動決済ができる
- コインパーキングよりも安く利用できる
それぞれについて詳しく説明していきましょう。
1.オンラインで駐車場の予約ができる
特Pは、日本国内10万件の駐車場を検索できる日本最大級の駐車場ポータルサイトです。
オンラインで駐車場の予約ができるので、「目的地に着いたら空きがなくて駐車できない」という事態を避けられます。
また、旅行先に駐車場があるのか事前に確認しておくこともできます。
見知らぬ土地で駐車場を探すのは大変ですし、時間のロスも大きいですよね。
事前に駐車場を把握でき、予約までできる画期的なサービスが特Pです。
2.クレジットカードで自動決済ができる
一般的なコインパーキングは、現金を使った決済がほとんどです。
キャッシュレス化が進んでいる今、現金を持ち歩いていない方も多いのではないでしょうか?
コインパーキングの支払いのためにわざわざ現金をおろしたり、両替したりするのは手間ですよね。
特Pはクレジットカード決済ができるので、現金を持ち歩く必要も小銭の受け取りも不要です。
3.コインパーキングよりも安く利用できる
お得に駐車するには、近くのコインパーキングを比較すればいいと考えている方もいるかもしれません。
しかし、特Pを使えば効率的かつお得に駐車ができます。
特Pなら、コインパーキングを含めたさまざまな駐車場の料金比較ができるので、より安い駐車場を予約しておけるのです。
さらに、地域によって無料で駐車場を解放しているところもあるので、駐車代がかからない可能性もあります。
特P(とくぴー)の5つの特徴をオーナー視点で解説
続いては、駐車場を貸し出すオーナー側のメリットを見てみましょう。
メリットは以下の5つです。
- 簡単かつ無料で空きスペースを貸せる
- 業界最安値の手数料
- 駐車場運営の手間がかからない
- 極小スペースでも貸し出しが可能
- 1日単位やコマごとに貸し出しができる
それぞれについて詳しく解説します。
1.簡単かつ無料で空きスペースを貸せる
この記事を読んでいる方の中にも、普段使っていない空き地などを駐車場にしたいと考えている方がいるかもしれません。
ただし、不動産会社に駐車場利用者を探してもらうとなると、時間もお金もかかってしまうのが普通です。
特Pなら、ホームページから情報を登録して写真をアップロードするだけで、空いている土地を駐車場として貸し出せます。
初期費用や月額利用料は無料で、お金は一切かかりません。
ネット上で手続きするだけで簡単にお小遣い稼ぎができるのがうれしいですね。
解約時の違約金もかからないため、気軽に始められるのもメリットです。
2.業界最安値の手数料
特Pは、初期費用や月額利用料は無料ですが、実際に貸し出しで得た収益の30%を手数料として支払う必要があります。
ほかの駐車場シェアサービスでは手数料が50%というケースもあるため、特Pの手数料の安さは大きな魅力ではないでしょうか。
3.駐車場運営の手間がかからない
「駐車場を貸し出すためには、利用者とのコミュニケーションやトラブル対応が必要?」と不安になる方もいるでしょう。
特Pなら、利用者の対応はコールセンターがすべて引き受けてくれるため、運営の手間がかかりません。
4.狭小スペースでも貸し出しが可能
「使っていないすごく狭いスペースならあるけど、狭すぎると登録できない?」と不安に感じている方も安心してください。
特Pはバイク駐車場も取り扱っているため、狭小スペースにも需要があります。
5. 1日単位やコマごとに貸し出しができる
「全く使わないわけではないが、一部の時間帯なら空いているスペースがある」という方も多いのではないでしょうか。
特Pなら、1日単位や、コマ単位の貸し出しができるので、空きスペースを柔軟に活用して収益化を目指せます。
特P(とくぴー)のデメリットと注意点
特Pは「副収入も得られてメリットばかり」というイメージがありますが、デメリットや注意点もありますので紹介しておきましょう。
1.事故リスク
特Pを利用する上で予想できるトラブルのひとつに、事故のリスクがあります。
利用者が、駐車場の設備や隣の車などにぶつけてしまう可能性もあるでしょう。
ただし、特Pを利用する車は対物保険必須となっているので、万が一の事故があっても保険で保障されます。
2.住民トラブル
アイドリングや騒音などで住民トラブルになる可能性もゼロではないでしょう。
ただし、特Pの利用者はマナーがしっかりとしている方がほとんどですので、トラブルになることはほとんど無いようです。
トラブルが起きてしまった場合でも、特Pがきちんと対応をしてくれますので安心してください。
また、特P利用者は個人情報を入力した上で会員登録をしているため、マナーの悪い利用者の利用を制限することもできます。
駐車場オーナーが特Pに会員登録する方法をステップで解説
次に、駐車場オーナーが特Pに登録する際のステップを紹介します。
1.特Pの公式サイトにアクセスして、「無料駐車場を貸出」をクリックします
2.個人か法人/個人事業主の区分を選択して基本情報を入力します
3.駐車場の情報を確認します
4.登録内容の確認をして、問題がなければ「規約に同意して登録する」をクリック
以上で手続きは完了です。
簡単な内容なので、数分で入力できるのではないでしょうか。
【徹底比較】特P VS akippa対決の軍配は?
駐車場シェアリングサービスを探している方は、「特P」と「akippa」のどちらにしようか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、特Pとakippaを比較してみましたのでぜひ参考にしてください。
特徴 | akippa | 特P |
---|---|---|
登録料・月額料金 | 0円 | 0円 |
駐車場の舗装・設備 | 不要 | 不要 |
スマホのアプリ | 対応 | 対応 |
料金の設定方法 | 運営が提案 | 運営が提案 |
トラブルなどのサポート体制 | 24時間365日 | 24時間365日 |
貸出時間 | 15分単位 | 最小4時間から |
オーナー側の予約キャンセル | 不可 | 不可 |
手数料 | 駐車料金の50% | 駐車料金の30% |
大きな違いは「手数料」と「貸出時間」です。
貸し出したい時間が、細かい隙間時間なら「akippa」、手数料を安くおさえたいなら「特P」をおすすめします。
関連記事⇨Akippa(アキッパ)の評判・口コミはどう?確実に安く駐車場を確保できる駐車場オーナーも嬉しいサービスのメリット・デメリットを紹介
特Pに関するよくある質問に答えます
続いて、特Pに関するよくある質問について回答しておきましょう。
1.駐車場の利用をキャンセルしたら、キャンセル料はいくらかかりますか?
前日までならキャンセル料はかかりませんが、当日キャンセルの場合は100%のキャンセル料がかかります。
2.特Pで得た収益に対して確定申告は必要?
会社員で会社の給料以外から年間20万円以上の収益を得ている場合は、確定申告が必要です。
3.特Pの支払い方法は?デビットカードは使える?
2023年11月時点、特Pの支払いにはクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、バンドルカード、アプリ決済、決済サービスが利用できます。
クレジットカードはVISA・MasterCard・JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブの5つが使用できます。
PayPayやd払いも利用できます。
特Pの運営会社情報まとめ
最後に、特Pを運営している「株式会社アース・カー」を簡単に紹介します。
株式会社アース・カーは、東京の丸の内に本社を構える2009年設立の会社です。
2017年に特Pのサービスをスタートし、2018年にはNAVITIMEとの提携、2019年には月間PV数が300万PVに達しました。
株式会社アース・カーの会社概要
社名 | 株式会社アース・カー |
---|---|
設立 | 2009年12月24日 |
所在地 | 〒100-6224 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内24F |
代表者 | 遠藤 昭二 |
資本金 | 1億円 |
株主 | 株式会社ISホールディングス |
まとめ
特Pは、不動産サービスの新しい形です。
空いているスペースを時間限定で貸したり、自分が借りている駐車場を使っていない時だけ貸したりできます。
スペースと時間を有効利用することで、毎月のお小遣い稼ぎが可能です。
借りたい人と貸したい人の希望をマッチできるのは、日本最大級の駐車場サイトだからこそ。
万が一のときも、特Pを利用できるのは対物保障保険に加入している人だけなので安心です。
空いているスペースを駐車場として貸してみたい方は、初期費用無料、コスト0円の特Pを使ってみてはいかがでしょうか。
不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。