今回不動産テックラボでインタビューをさせていただいたのは、住宅プレゼンテーションツール「WARPHOME(ワープホーム)」を運営しているJIBUN HAUS.株式会社様です。
図面では分からない情報をVRで体験してもらえたり、更地にCGの家を出現させて住宅のイメージを伝えたりできるほか、建物と土地のマッチングなど、魅力的な機能が揃っています。
住宅のプレゼンテーションでお悩みの企業に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。
集客~来店~再来店を加速させる「WARPHOME」の公式サイトはこちら⇒
不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。
JIBUN HAUS.株式会社様へのインタビュー内容を紹介します
それでは早速、「JIBUN HAUS.株式会社様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。
Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、WARPHOMEの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」
WARPHOMEは、集客~来店~再来店 を加速させるクラウド型の住宅プレゼンテーションツールです。
営業活動の中で商品の魅力を、営業マンのムラに左右されることなくプレゼンテーションすることが可能になります。
- プロのデザイナーがコーディネートしたCG/VRやパースなどのコンテンツ発信で認知活動
- お客様が情報を自ら得られるようにWEBサイトに自社の建物を公開して来店へ促す
- 初回来店でお客様のご希望にあった土地と建物をマッチング検索ですぐに提示
- ARの建物CG内覧を使った土地案内で住んだ時のイメージ訴求ができ、土地決定しやすい
- 建物や建物・土地の情報が載った資料をワンクリック出力で時間短縮
Q2.「次にWARPHOMEをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」
JIBUN HAUS.はこれまで、自社住宅ブランド「ジブンハウス」において、家づくりのプロセスにおける課題をテクノロジーで解決してきました。
その中で、住宅会社様が自身の魅力をお客様に十分に伝えられず、営業の機会を逃しているケースが多くあることを知ります。
これまでは、営業担当者が、店舗に訪れたお客様に合わせて都度資料を作成し、説明するのが一般的でした。
この方法では、「商品のイメージをお客様と共有しづらい」「担当者の記憶に頼る部分が多く、人件費などの営業コストが一定しない」ため、かなりの労力や営業コストがかかります。
また、資料の内容や作成方法が担当者によって異なり、ノウハウやデータが蓄積されません。
さらに、施工事例や実績ができても、時間やDX化における制約でHPの更新などの情報発信がうまくできないため、潜在顧客を逃している可能性など課題が山積みでした。
これは、お客さまにとってもデメリットでした。
例えば、担当者によって情報や説明が異なる、何度も店舗に訪れて相談する時間と手間がかかるなど、旧来型の営業方法は、工務店・住宅メーカーだけでなく、お客さまにとっても改善が急務だったのです。
それらの課題を解決するために開発したのが、2020年6月にリリースした全国の工務店・住宅メーカー向けのクラウド型住宅プレゼンテーションツール「WARP HOME」です。
Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際のWARPHOMEの強み・優位性を教えてください。」
住宅の営業に限らず、営業資料が一元管理できておらず各担当が持っている、最新版が共有されていない、なんてことはよくあるのではないでしょうか。
WARPHOMEでは、建物情報・土地情報を一元管理することで、営業に必要なデータを簡単に検索して、お客様に資料としてすぐお渡しすることができます。
これによって生産性があがり、スピード感のある提案を可能にします。
また、WARPHOMEはプレゼンテーションツールとしてログイン環境のみの対応でしたが、この8月にスタートした建物WEB UP機能では、ログイン無しでもお客様が自由に閲覧できる、建物情報のWEBページを利用いただけるようになりました。
来店前のお客様にも、自社商品の魅力を発信することができます。
Q4.「WARPHOMEを利用した企業からは、どのような点が好評ですか?」
やはり、高精細なVRはとても好評です。
JIBUN HAUS.のVRはヘッドゴーグルがなくても閲覧可能なため、WEBサイトにVRを載せて集客することもできますし、来店いただいたお客様へモデルハウスや住宅展示場と同じようにご案内することもできます。
また、建築条件でマッチングした土地へすぐにご案内して、ARを使って土地見学をすることで、お客様は住んだ時のイメージが湧きやすく、成約に繋がりやすいです。
Q5.「不動産業界には、ITに苦手意識を感じる方も多いです。そのような方でも使いこなせるようになるでしょうか?また、導入の際に必要な機器などはありますか?」
操作が簡単な作りにしておりますので、苦手意識を持っていた利用企業様も問題なくご利用いただいております。
また、分からないことがあればサポート担当が随時メールや電話、Zoomなどでご説明させていただきます。
導入に必要な機器に関しては、ネット環境の整ったパソコンやipadがあれば問題ございません。
ARに関しては専用アプリを使うため、iOSのデバイスが必要になりますが、こちらに関してもサポート担当からご案内をさせていただきます。
Q6.「VRやARで住宅のイメージを伝えられるのは非常に魅力的ですね。CGを1件作るにどのくらいのコスト(時間・費用)がかかるのか、可能な範囲で教えていただけますか?」
VRはパース10枚込みで、1棟あたり15万円で制作しております。
コンテンツ制作として今人気なのが、数棟の家を集めたVRタウンですが、こちらはVR制作費にプラス6万円/棟分で制作することも可能です。
制作期間は約2ヵ月となっております。
また、ARに関しては1棟あたり12万円で制作しております。
※150㎡以上の場合は別途費用と時間がかかります。
※金額は変更する場合がございます
Q7.「建築条件に合った建物と土地をマッチングできる機能は特許も出願中とのことです。業務効率化の面でもメリットがあるのでしょうか?」
住宅を検討する上で、土地選びに苦戦されるお客様は多いかと思います。
逆に言えば、住宅会社様側も土地選びで契約に時間がかかったり、契約に至らなかったりというケースもあるのではないでしょうか?
WARPHOMEは土地を土地だけで提案せず、その土地の建築条件にあった建物をセットですぐに提案ができるため、お客様もご検討しやすく、結果商談のスピードを早めることになります。
Q8.「初期費用、月会費無料のフリープランが新設されました。フリープランではどんなことが体験できますか?」
FREEプランでは、建物データをWARPHOMEに保管し、その建物リストを元にご来店いただいたお客様へ建物のプレゼンテーションをすることが可能です。
また、コンテンツ制作(VR・AR)も行えます。
図面やカタログでは説明しきれなかった商品の魅力を高精細なVRでご提案したり、本物のお家を見学しているようにAR上で家の中を歩き回ってたり、リアルに体感いただくことが可能です。
Q9.「JIBUN HAUS.株式会社としての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」
時代とともに共働き世帯も多くなり、更に新型コロナウイルス感染症の拡大防止を意識した不便な状況がしかれる中、家族が休日を使って住宅展示場を回るといった、従来の家づくりの過程が時間的・物理的に難しくなってきています。
JIBUN HAUS.では、忙しい現代人のライフスタイルに合わせた「新しい家の見つけ方・買い方」を見出すことで、全ての人が自分らしい暮らし方を実現できるような、次世代の家づくりが提案できるよう、自社ブランド「ジブンハウス」に加盟する工務店とともに、VR/ARなど最新技術を駆使した住宅販売の新しいサービスを展開して参りました。
一方で、加盟店以外にも、全国それぞれの地域には、地元に根ざした魅力的なサービスを提供している工務店・住宅メーカーがたくさんあります。
「WARP HOME」を通じて、この新しい手法を全国の工務店・住宅メーカーと共有し、現場が抱える課題の解決に尽力したいと考えます。
Q10.「最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」
「建物WEB UP」機能の追加を機に、この営業プレゼン支援ツール「WARPHOME」をより多くの地域の工務店・住宅メーカーに活用していただくため、一部の機能の無料提供(FREEプラン)を開始しました。
FREEプランは、営業時に使用する物件データの整備・閲覧、それらデータのPDF化/パンフレット化と「店舗来客時」の使用機能となります。
工務店・お客さま双方にとって、分かりやすく、労力と時間を大幅に削減することが可能になりますので、この機会にぜひご活用いただければと思います。
JIBUN HAUS.株式会社の会社情報
会社名 | JIBUN HAUS.株式会社 |
所在地 | 東京都港区西麻布2-20-16 |
代表取締役社長 | 内堀 雄平 |
公式サイトURL | https://partner.jibunhouse.jp/company/ |
最後に
今回は、「WARPHOME」を提供しているJIBUN HAUS.株式会社様のインタビュー記事を紹介しました。
CGやVRで住宅の魅力を伝えるだけではなく、DXと表裏一体になっているのがとても興味深いですね。
導入方法がシンプルでサポートも手厚いので、これまでCGやVRに縁がなかったという企業でも、安心して利用できるのではないでしょうか。
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからWARPHOMEの公式サイトをチェックしてみてください。
JIBUN HAUS.株式会社様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!