今回不動産テックラボでインタビューをさせていただいたのは、実店舗で製品をプロモーションできる「カタルスペース」を運営している株式会社Catalu JAPAN様です。
多種多様な店舗からプロモーションに合った一軒を探せるのはもちろん、コンサル出身のメンバーが、戦略の立案やデジタル施策との融合などをサポートしてくれるプランもあります。
反響を増やしたい方や、ECサイトでの集客にお悩みの方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。
不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。
株式会社Catalu JAPAN様へのインタビュー内容を紹介します
それでは早速、「株式会社Catalu JAPAN様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。
代表の吉本 正様にお話を伺いました。
Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、カタルスペースの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」
弊社が提供するカタルスペースは、製品と店舗を繋ぐプラットフォームです。
カタルスペースを利用いただくことにより、様々な既存店舗のスペースに製品を展示し、体験していただくことができます。
登録いただいている店舗の内装・外観といった雰囲気はもちろん、客層(年齢層、男女比、流行への敏感度、外国人有無等)も確認できますので、製品が最も映え、見ていただきたいお客様が来店される店舗を選択できます。
製品に興味を持たれたお客様に対しては、店舗に予め設置された最先端技術を用いたカードを通じて、ECサイトや情報サイト・イベントサイト等へ誘導することも可能です。
今年に入ってから、ショールーミング効果とサポートをより増加させた、プレミアムプランを新規展開しております。
Q2.「次にカタルスペースをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」
私の地元は岐阜県の羽島市という所なのですが、歴史的に製造業が盛んであり、近年では自動車産業の下請けの工場が多く存在しています。
同級生の親も工場を営んでいたりしておりますが、代替わりの時期になり、廃業を選択する会社が増えています。
下請けだけではやっていけないこと、そこから抜け出そうとB to C製品を作って挑戦しても販路がないことが原因です。
こういった構図は産業が違えども全国で共通しています。
出口の部分を押さえることにより、良い製品が世の中に出るきっかけを増やし、日本の基幹産業である「ものづくり企業」を応援したいというのがきっかけです。
Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際のカタルスペースの強み・優位性を教えてください。」
全く同じサービスを行なっている事業者はありません。
ただし、大きくは「ポップアップショップ」「展示会」等が競合サービスにあります。
それらは短期間のサービスになっており、効果についても一時的なもです。
例えば、ポップアップショップでは、一度買ってもらってもリピーターが生まれづらいというデメリットがあります。
我々は短期的な売上ではなく、「売れる仕組み」を作っていくのが特徴です。
Q4.「カタルスペースを利用されている企業や人の特徴などあれば教えてください。また、どのような課題を解消できるサービスでしょうか?」
店舗側は、空き空間を収益化したり、在庫や販売のオペレーション不要で物販を組み合わせることができたりというメリットがあり、リスクなく手軽に物販を始めたいという目的が多いです。
製造業者側は、「ECを開設したが、競争が非常に激しくなっているため、WEB広告等のデジタル施策だけではなかなかアクセスが見込めない」といった課題感を抱えている企業が多いです。
客層や雰囲気が異なる多種多様な店舗で、自社のターゲット顧客にピンポイントでアプローチできると期待されています。
Q6.「カタルスペースを利用する場合の料金体系を教えていただけますか?」
具体的な所はお問い合わせいただければと思いますが、いくつかの料金体系を提供しております。
店舗側は基本的には初期費用1,000円(スターターキット料金)のみでご利用いただけます。
収益という意味では、①提供スペースを月額固定金額でお貸しするレンタルスペースモデルでは毎月の貸出代金が収益になり、②成果報酬モデルでは販売金額に応じて手数料(%)が設定されております。
製造業者側は逆の立場になりますので、①スペース料金、②販売手数料のどちらかでの支払いになります。
Q7.「現時点では首都圏を中心にスペースを貸し出している店舗が多いようですが、今後エリアの拡大の予定などはあるのでしょうか?」
店舗側に関しては、基本的に高いプロモーション効果が見込める人口集中地を予定しておりますので、首都圏以外には大阪、名古屋、広島、福岡等の大都市圏で展開予定です。
ただ、そういった観点だけではなく、地方が抱える課題解決にも取り組みたいと思っております。
例えば、首都圏で話題になっている製品を実際に体験できたりするような取り組みも構想していますので、極端な話では、地方の空き家で展開するといったようなこともあり得るとは思います。
Q8.「既にカタルスペースを利用している方からの反響や感想があれば教えてください。」
店舗側は、収益の向上や賑わいの向上等、分かりやすい効果で喜びの声を多くいただいています。
製造業者側からは、「ここまでやってくれるのか」という声が多いです。
特に、プレミアムプランでは、プロモーション戦略の立案から一緒に検討させていただきます。
また、それに基づいて展示企画の目的やKPIの設定、デザインを行い、展示期間終了後には結果のご報告はもちろん、プロモーション戦略の修正を行います。
さらに、リアル施策だけではなく、デジタル施策にも反映させていくように提言を行います。
ここまで行えるのは、コンサルタントとしてのバックグラウンドを持つメンバーが多いためです。
これは、リアルとデジタルの融合をテーマとしている我々独自の強みであり、大変評価をいただいている所になります。
その部分を気に入っていただき、展示が終わった後にも、「終わりではなく継続的に支援してもらないか」「提案もらえないか」という声をいただくケースが非常に多いです。
「え?この価格でここまでのサポートを受けられるのですか?安すぎないですか?」と言われたことも何度もあります(笑)。
Q9.「株式会社Catalu JAPANとしての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」
最近では、コロナ等によってデジタル化の波が更に加速しています。
ただし、リアルの良さは「素材感」「匂い」「味」「色」「音」「空気感」といった正確な情報が伝えられること。
また、新しいものに偶然出会う喜びもリアル特有の価値です。
我々は、こういったリアルの価値とデジタルの価値を如何に掛け合わせていくかを追求しており、こういった取り組みを今後も続けていこうと思っています。
Q10.「最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」
物件・スペースの活用や製品のプロモーション、販路獲得、地方創生企画まで幅広くご相談に乗ることができます。
課題をお持ちの方は、ぜひ一度ご連絡ください!
株式会社Catalu JAPANの会社情報
会社名 | 株式会社Catalu JAPAN |
所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-33-1 コープインフィールド305 |
代表取締役社長 | 吉本 正 |
公式サイトURL | https://www.catalulp.net/ |
最後に
今回は、「カタルスペース」を提供している株式会社Catalu JAPAN様のインタビュー記事を紹介しました。
デジタルとリアルの両方の強みを生かしながら、製品のプロモーションを力強くバックアップする姿勢が非常に印象的でした。
製造業者だけでなく、店舗側にもメリットをもたらしているのも素晴らしいですね。
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからカタルスペースの公式サイトをチェックしてみてください。
株式会社Catalu JAPAN様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!