「悪質な業者でファクタリングを利用して失敗するのが怖い」
「ファクタリング会社の数が多くて選び方がわからない」
国内には数多くのファクタリング会社が存在するため、どの業者に依頼しようか迷っている人も少なくないでしょう。
優良な業者が多い一方で、一部の悪徳業者が起こした事件によってファクタリングのイメージが悪くなった人もいるはずです。
この記事では、編集部が失敗しないファクタリング会社の選び方や、審査が甘い業者の選び方を紹介していきます。
ファクタリング会社の選び方で迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ファクタリングで失敗しない5つの選び方
国内には、数多くのファクタリング会社が存在します。
初めてファクタリングを利用する方は特に、どの業者にしようか迷うはずです。
そこで、ファクタリング利用における失敗しない業者の選び方を5つ紹介します。
- 手数料を比較する
- 入金スピードを比較する
- 買取限度額を確認する
- 手続きのしやすさを確認する
- 信頼できる業者か見極める
上記の選び方を意識して、スムーズなファクタリング利用を目指しましょう。
手数料を比較する
各ファクタリング会社で手数料が違うため、事前にしっかりと比較することが大切です。
一般的に、ファクタリングの手数料相場は、2社間ファクタリングなら10〜20%、3社間ファクタリングなら1〜10%。
著しく手数料が高い場合には怪しい業者といえますし、逆に著しく手数料が低い場合にも何か裏があるはずです。
手数料の相場を把握し、そのなかで低いファクタリング会社を選べば、より多くのお金を受け取れます。
入金スピードを比較する
ファクタリングは、入金スピードが早い点が魅力のサービスです。
2社間ファクタリングなら即日現金化も可能なため、素早い資金調達を目的に利用するなら入金スピードを必ず比較しておきましょう。
即日現金化が可能な場合でも、数十分~数時間と実際にお金を得られる早さが異なります。
申込時間によっては、翌営業日での入金になる可能性もあるので、即日で資金調達したい場合には、午前中に申し込むようにしましょう。
買取限度額を確認する
ファクタリング会社によって買取限度額は異なるため、自社が利用したい金額に対応しているか確認するのも忘れてはなりません。
大手銀行やノンバンクが運営しているファクタリングサービスなら買取下限額が数百~数千万円の場合が多いでしょう。
買取上限額に関しては、数億円と大規模な取引も可能ですので、多額の資金を調達したい場合には、銀行系やノンバンク系のファクタリング会社を利用してみてください。
反対に、数万~数百万の小規模な取引がしたい場合には、独立系のファクタリング会社がおすすめです。
手続きのしやすさを確認する
ファクタリングの手続き方法としては、下記のとおりです。
- 対面
- 電話
- 郵便
- オンライン
以前までは、対面や電話、郵便での手続きが主流でした。
しかし、近年ではWeb上で手続きがすべて完結するオンライン完結型サービスも増えています。
地方は都心部と比べて、ファクタリング会社の数が多くありません。
また、移動時間を考慮すると、手間をかけずにファクタリングを利用したいならオンライン完結型のファクタリング会社がおすすめです。
信頼できる業者か見極める
信頼できる業者かどうかの見極めも非常に重要です。
ファクタリングの場合、一度利用すると、ファクタリング会社と長期的に関わるケースも少なくありません。
したがって、信頼できる業者にファクタリング利用を依頼した方が安心です。
各ファクタリング会社の公式サイトには、運営元や所在地、代表者名などの情報が記載してあるケースが多いため、会社の概要がしっかりとわかる業者を選びましょう。
悪質なファクタリング会社を選ばないためのポイント3選
ファクタリングには、貸金業法や利息制限法といった業者を取り締まる法律がありません。
ファクタリング事業を営むための資格などもないため、比較的参入障壁が低いビジネスです。
したがって、優良なファクタリング会社が多い一方で、悪質業者も存在します。
信頼できる業者か見極める方法としては、下記の3つをしっかりと確認しましょう。
- 契約の内容をしっかりと確認する
- 保証人や担保が必要ないか確認する
- 担当者の対応を確認する
それでは、悪質なファクタリング会社を選ばないために抑えるべきポイントを解説します。
契約の内容をしっかりと確認する
契約書の内容は、締結する前に隅々まで確認しておきましょう。
担当者が言っていることと契約内容が違う場合がありますし、利用者が不利になる条件が記載してある場合があります。
少しでも契約内容に不明な点があったら、すぐに確認してください。
また、契約を締結したら、必ず控えをもらうようにしましょう。
万が一、契約後にトラブルが起こった場合、契約書の控えをしっかりと保管していれば問題解決を手助けるアイテムとなるはずです。
保証人や担保が必要ないか確認する
ファクタリングは融資ではないため、保証人や担保が必要ありません。
もし、保証人や担保を要求されたら、偽装ファクタリングである可能性が高いでしょう。
ファクタリング事業を営むためには資格が必要ありませんが、貸金業を営むには貸金業許可が必要です。
もし、ファクタリングを謳い融資のような条件でサービスを提供している場合、貸金業許可が未登録の違法業者である可能性があるため利用を避けましょう。
担当者の対応を確認する
優良なファクタリング会社の場合、担当者が親切に接してくれはずです。
一方で、悪質なファクタリング会社の場合、乱暴な口調や適当な対応を受ける場合があるでしょう。
担当者の対応は、利用者の評価や口コミにつながるため、優良なファクタリング会社ほど丁寧です。
一方で、悪質なファクタリング会社の場合は、評価や口コミより、利用者が不利になる契約や取り立てでお金をむしり取るため対応が雑なケースが多くなります。
担当者の対応や事務所の雰囲気に不信感がある場合には、その業者は避けるべきです。
審査が甘いファクタリング会社を選ぶ2つのコツ
ファクタリングは、銀行融資に比べて審査が甘い資金調達方法ですが、必ずしも全員が利用できるわけではありません。
そこで、審査が甘いファクタリング会社を選ぶコツを2つ紹介します。
必要書類が少ない業者を選ぶ
ファクタリングで一番時間を要するのは審査です。
ファクタリング審査で必要な書類は、各ファクタリング会社によって異なります。
必要書類が少ないほど、スムーズに審査を通過できるでしょう。
必要書類としては、主に請求書や納品書、決算書、通帳などの提出を求められます。
書類に不備があると審査に落ちてしまうため、スムーズにファクタリングを利用するためにも、事前に申し込む業者の必要書類を確認しておきましょう。
個人事業主でも利用できる業者を選ぶ
ファクタリングは法人だけでなく、個人事業主でも利用できるサービスです。
ただし、すべてのファクタリング会社が個人事業主に対応しているわけではありません。
個人事業主は法人に比べて、個人の家計と事業の費用が密着しているため、財務悪化のリスクが高いといえます。
資金力も法人に比べて弱く、基本的には少額取引がメインであるため、ファクタリング会社は高い利益が見込みにくいといえるでしょう。
そんな個人事業主も利用できるファクタリング会社は、収益性の低さを考慮して運営しているため、多くの利用者を獲得すべく審査が比較的甘い傾向にあります。
まとめ
この記事では、失敗しないファクタリング会社の選び方や、審査が甘い業者の選び方を紹介しました。
ファクタリングを利用する際は、各業者の手数料や入金スピード、実績、評判などを比較し、信頼できるか見極めることが大切です。
ファクタリングは審査後に手数料が判明する仕組みで、その後に契約を締結します。
審査結果に対して満足できなければ申し込みをキャンセルできるため、複数のファクタリング会社で見積もりを取り、信頼できる業者を見つけてみてください。