本記事では、空き家などを自分で売り買いできるアプリ「ポルティ」について、不動産所有者側(売りたい人)の視点メインで解説します。
ポルティとは

ポルティは、空き家を「売りたい人」と「買いたい人」をつなぐマッチングアプリ型サービス。
空き家だけでなく、土地・別荘なども登録でき、いわば不動産版のメルカリのようなイメージです。
最大の魅力は、スマホひとつでやりとりが完結すること。
物件所有者(オーナー側)は、スマホから物件登録するだけで、全国の購入希望者とつながれます。
近年では空き家を安く手に入れ、自分でDIYして活用するといったニーズも増えているので、不動産会社で取り扱いを断られたような物件でも、意外なマッチングに期待できます。
活用方法に悩んでいる実家や空き家を抱えている人にとっては、新たな選択肢となるでしょう。
購入者側は、全国の空き家情報を手軽に検索・閲覧でき、気になる物件があればアプリ内からそのままオーナーに問い合わせできます。
空き家の活用を促進し、地域課題の解決にも貢献する新しい形の取り組みとして注目を集めているサービスです。
会社名 | 株式会社ポルティ |
---|---|
代表者 | 平瑶平 |
設立 | 2022年1月 |
所在地 | 神奈川県川崎市多摩区長尾1-5-8-302 |
ポルティの評判・口コミ
続いて、ポルティの気になる口コミや評判を紹介します。
ポジティブな評判
まずは、ポルティに寄せられたポジティブな口コミです。
空き家マッチングアプリ「ポルティ」のアプリダウンロードをしてみました。
興味のある物件もいくつかあり、面白そうです!
空き家はいっぱいあるんですが、表に出ているものが少ないので、、、空き家情報が掘り起こされてるとありがたいなと思います。
引用:@MYUNOKIのポスト
こちらの口コミでは、今までなかなか表に出てこなかった空き家情報にアクセスできる点が高く評価されています。
実際、2023年に総務省が実施した調査では、全国の空き家は過去最多の約900万戸、住宅全体の13.8%にも及ぶことが明らかになりました。
その多くは、所有者の事情や地域の問題で有効活用されていない「宙ぶらりん状態」にあります。
そうした問題がある中で、スマホアプリで空き家の売買ができる手軽さが、ポルティの魅力といえるでしょう。
続いても、好意的な口コミです。
このアプリに物件を掲載して、翌日に2件の反響があり驚いています。
メルカリに載せるような形でサクサクと手軽に物件情報を掲載できました。
アプリ内のチャット機能で直接やりとりができるので、興味を持ってくれた方の質問にもすぐに答えられます。まだ成約には至っていませんが、早速反響をいただけたのもあり、今後が楽しみです。簡単に使えるので、初めての人にもおすすめです。
引用:公式アプリのレビュー
ポルティはセルフセル方式のマッチングサービスで、売主・買主がアプリ内で直接やり取りを行います。
交渉を通して売主の人柄や物件の状況を直接知ることができるので、安心感につながります。
空き家や中古住宅は前の住人の暮らしぶりが気になるという人も多いでしょうから、直接やり取りできる点はポルティならではの強みといえます。
ネガティブな評判
一方で、ポルティに対して改善を望む口コミもみられました。
最近ではAIの発達によりAI査定で手軽に家賃の相場を知ることができます
引用:@nobukage1216のポスト
例えば「ポルティ」
こちらは1日3回まで無料で使えるAI査定になります
なんとなく少し高めの査定が出ますので、地域によって5,000円〜10,000円下げた金額が実態数値かと思います
ポルティのAI査定は手軽に使える点が魅力ですが、査定結果が実際の相場よりやや高めに出る傾向があると指摘されています。
これは、地域ごとの取引データの蓄積状況によって、査定の精度にばらつきが出ることが要因として考えられます。
また、次のような口コミもみられました。
私の検討エリアだと、ポルティはかなり外してる印象なので使っていない。スマサテは結構あってる印象。しかしスマサテの結果をそのまま使う事はさすがにやってなくて独自に補正をかけて使っている。
引用:@bIw6PK5oneKXSj1のポスト
このように、地域によってはAI査定の金額が実際の相場とかけ離れていると感じるユーザーもいるようです。
対処法として、他のAI査定サービスと併用したり、近隣エリアの取引き事例を調査したりして、実態に近い相場感を把握するとよいでしょう。
ポルティ側でもデータベースの拡充やシステムのアップデートによって査定精度の向上に取り組んでいるようなので、今後の精度向上にも期待したいところです。
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ポルティのメリット
ポルティには、空き家の売却・購入をスムーズに行うための多くのメリットがあります。
こちらでは、ポルティを利用する主なメリットを4つ紹介します。
1.仲介手数料かかからないセルフ方式
アプリを通じて直接やり取りができるため、仲介手数料などがかからず、スムーズに売買できるのが特徴です。
一般的に不動産会社を通じて物件を売買する場合、売却価格に応じて約3~5%の仲介手数料がかかります。
ポルティを利用すれば、コストを抑えて取引できるため、「できるだけ費用をかけずに空き家を売りたい」と考える人にとって魅力的なサービスといえるでしょう。
2.AIによる即時査定サービス
ポルティのAI査定サービスを使えば、空き家の予想売却金額を手軽に把握できます。
このサービスは、登録不要で誰でも利用可能です。
不動産会社等に依頼するよりも短時間ですむため、査定のハードルをぐっと下げてくれます。
また、空き家を賃貸に出したい人向けには、「AI賃料査定サービス」が用意されています。
簡単な情報を入力するだけで、最短10秒で適正な家賃相場が分かるようになっています。
3.物件登録は最短2分で完了
住所や写真を入力するだけで、簡単に空き家物件を登録できます。
スマートフォンがあれば最短2分で登録できるので、掲載後の反応を待つだけで空き家物件にどれほど需要があるか知ることができます。
また、掲載後にマッチングしたとしても、条件が合わなければ断ることもできるため、「とりあえず試してみたい」という人でも安心して利用できるでしょう。
4.宅建士が契約をサポート
取引に不安を感じる人でも安心なのが、宅地建物取引士によるサポート体制です。
重要事項説明や契約書の作成など、専門的な手続きも代行・サポートしてくれるため、初めての売買でも安心して利用できます。
ポルティのデメリット
ポルティは、まだ発展途上のサービスでもあり、利用前に知っておいた方がいいこともあります。
こちらでは、主な注意点を3つ紹介します。
1.知名度が高くない
サービス開始からまだ日が浅いため、現時点で知名度が高いとはいえません。
エリアによっては、利用者が少なくマッチングまで時間がかかることもあるでしょう。
とはいえ、空き家問題は全国的な社会課題となっており、今後ポルティの認知度が高まるにつれて、利用者や登録物件が徐々に増えていくことが期待されています。
2.やり取りや判断は自己責任
ポルティは、オーナーと購入者が直接やり取りして売買するセルフセル方式のサービスです。
不動産会社のような第三者のサポートがないため、トラブルが起きた際にも自分で対処する必要があります。
例えば、価格交渉や契約条件の確認などを慎重に行わないと、後々のトラブルにつながる可能性もあるでしょう。
知らないことがあればポルティの専門家に相談もできますが、それでも最低限の不動産知識や注意力が求められます。
3.物件の写真も自分で用意
当たり前ですが、物件を登録するには写真も必要です。
メルカリのような「物の売買」ならその場ですぐ撮影して気軽に出品できますが、不動産となると、複数のパターンの写真が必要になり一苦労でしょう。
遠方にある物件を登録したい場合は、現地まで足を運ばなければなりません。
Googleストリートビューで間に合わせることも可能ではありますが、写真で魅力を伝えてマッチング率を高めたいなら、直接撮ったほうがいいでしょう。
ポルティはこんな人におすすめ
ポルティは、以下のような人におすすめのサービスです。
実家や相続した空き家の活用に悩んでいる人
使っていない実家や、相続したものの活用方法が分からない空き家を抱えている人には、ポルティは最適なサービスといえるでしょう。
スマホから簡単に物件を登録できるので、手軽に市場の反応を確かめることができ、売却や賃貸の第一歩を踏み出せます。
仲介手数料をかけずに自分で売りたい人
不動産会社に依頼せず、できるだけ費用を抑えて空き家を売却したい人にも最適です。
アプリ内でオーナーと購入希望者が直接やり取りできるため、仲介料もなく、スムーズに話を進められます。
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ポルティの利用の流れ
ポルティは、空き家の査定からマッチング、売買成立までをスマートフォンひとつで完結できるサービスです。
ポルティを利用する流れを紹介します。
アプリ内の案内に従って、物件の情報を入力します。
住所や写真など、必要な情報を登録するだけで物件ページが作成されます。
スマートフォンひとつで、簡単に投稿できます。
安全な取引のために、本人確認書類の提出やビデオ通話による確認が求められます。
登録した物件に購入希望者から連絡があり、条件が合えばそのまま売買成立となります。
ポルティに関連する質問
ポルティに関連する質問を紹介します。
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