不動産の売買を行っている不動産会社にとって、不動産業者間のネットワークや自社で取り扱っている物件数は、非常に重要な意味を持ちます。
より多くの売り物件情報を持っていれば、店舗に訪れた購入希望者に対してより多くの不動産情報を紹介することができるためです。
また、他社を含めた多くの不動産担当者とつながっていることで、自社で保有している売り物件を少しでも早く成約につなげることができるでしょう。
このような業績拡充におすすめなのがTRG(トラジ)という不動産業務用マッチングアプリです。
TRGでは、他社の営業担当者とのアポイントや、不動産の販路を効率的に増やすことができます。
2019年7月にリリースされた不動産テックサービスで、既存の不動産売買業務を効率化できることから注目を集めています。
この記事ではTRGについて詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
TRG(トラジ)の6つの特徴・メリット
TRGの主な特徴やメリットは以下の6つです。
- 地域や会社名、店舗名で担当者を検索できる
- 事前に担当者の顔写真やプロフィールを把握できる
- TRGに登録しているユーザーの物件や土地を検索できる
- 自分が登録した売却物件を他のユーザーから検索してもらえる
- 購入したい不動産の条件を入力すると、自動的に条件に合った物件や土地がマッチングされる
- チャットで担当者とやり取りができ、コミュニケーションが円滑になる
それぞれ解説していきます。
1.地域や会社名、店舗名で担当者を検索できる
特定の地域を新しく開拓したいと思った時に、エリアを選んで担当者を検索することができます。
具体的な会社名や店舗名での検索も可能です。
2.事前に担当者の顔写真やプロフィールを把握できる
TRGに登録しているユーザーは、事前にプロフィール写真の登録や自己紹介、取引実績や得意領域などを記載しています。
そのため、自分がマッチングしたい担当者をアポイント前に絞り込めます。
3.TRGに登録しているユーザーの物件や土地を検索できる
TRGに登録しているユーザーが持つ売却物件の情報も、まとめて検索可能です。
自社だけでは満たせなかった「購入希望者のニーズ」に応えられる可能性が広がります。
4.自分が登録した売却物件が他のユーザーから検索される
自社が持つ売却物件の情報を登録することで、他のユーザーから検索してもらえるようになります。
TRGを経由しての物件照会が増えれば、業績アップにもつながるのではないでしょうか。
5.購入したい不動産の条件を入力すると、適した物件や土地が自動でマッチングされる
顧客の希望条件を入力すると、条件を満たした物件や土地が自動的にマッチングされます。
自社物件だけでは成約に至らなかった顧客にも、満足してもらえる物件が見つかるかもしれません。
6.担当者とチャットで円滑にコミュニケーションがとれる
他社の営業担当者と電話でやり取りするのを面倒に感じている方もいるでしょう。
TRGではチャットを活用してコミュニケーションが図れるため、他社の担当者と効率的にやり取りできます。
チャットは一対一だけでなく、複数の担当者とのグループチャットも可能です。
TRG(トラジ)を利用する際の3つの注意点
続いて、TRGの利用で押さえておきたい3つの注意点を紹介します。
1.将来的に利用料がかかる
TRGでは、ユーザー数が1万人を超えるまで基本料金が無料のキャンペーンを行っています。
2021年9月時点ではまだ無料ですが、10,000人を突破した場合、個人なら月額8,800円(税込)、法人なら月額50,000円(税込)の利用料がかかることは覚えておきましょう。
2.実名、宅建番号、顔写真の登録が必須
TRGを利用する際に、必ず実名、宅建番号、顔写真の登録をする必要がある点は注意してください。
これらを登録するのに抵抗がある方には、利用は向かないかもしれません。
3.虚偽の登録によるアカウントの停止
TRGに登録した情報に虚偽が見つかった場合、アカウントを停止される恐れがあります。
登録した物件が「おとり物件」であったり、虚偽の情報であったりする場合は、アカウントを停止されるため、業務にも支障が出るかもしれません。
TRG(トラジ)を利用した人の口コミ・評判
ここからは、TRGの口コミについて見ていきましょう。
https://twitter.com/oyachin_daisuki/status/1268417978648817670 https://twitter.com/ayumustayfield/status/1214730599035834368
TRGは2019年7月16日にリリースしたばかりのサービスで、実際に利用した人の口コミ等はそれほど上がっていないようです。
ただ、PR TIMESでのプレスリリース記事は数多くの人にシェアされており、不動産業界の人達を中心に関心を集めているのが分かります。
今後のサービスに期待が持てるのではないでしょうか。
TRG(トラジ)はユーザー1万人突破まで利用料無料のキャンペーンを実施中!
TRGは、「ユーザー1万人突破まで利用料無料のキャンペーン」を実施しています。
(2021年9月時点 公式サイトに掲載中)
本来であれば、個人・法人の区分で下記のような料金設定がなされているので、利用を検討している人はなるべく早く登録することをオススメします。
【TRG(トラジ)の通常時の料金設定】
・個人のユーザー:月額税込み ¥8,800/1ID
・法人のユーザー:月額税込み ¥50,000/1ID
TRG(トラジ)の運営会社情報
最後に、TRGの運営会社情報ついて紹介していきます。
TRGを運営している会社は株式会社トリビュートで、 宅建業免許を取得している不動産会社です。
2009年に設立された会社で、賃貸売買管理、事業開発やコンサルティング業務など幅広い業務を提供しています。
今回ご紹介しているTRGは、株式会社トリビュートが株式会社サービシンクに委託をして開発したものです。
株式会社サービシンクは、不動産業を行っている会社に対し、 Web制作やプロダクトの開発等の業務を請け負っています。
株式会社トリビュートの会社概要
会社名 | 株式会社トリビュート |
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役員 | 代表取締役 田中稔眞 |
設立年月日 | 2009年4月21日 |
資本金 | 1600万円 |
事業内容 | ・不動産賃貸業 ・不動産管理業 ・不動産仲介業 ・事業開発全般、土地建物の有効利用、 不動産に関する経営管理業務及びコンサルティング業務 |
免許証番号 | 国土交通大臣(1)第9026号 平成28年7月26日 |
株式会社サービシンクの会社概要
社名 | 株式会社サービシンク |
代表取締役 | 名村 晋治 |
所在地 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-10-3 太田紙興(オオタカミコウ)新宿ビル6F 電話:03-6380-6022 FAX:03-6380-6621 |
創業 | 1996年4月1日(個人事業主として創業) |
設立/法人化 | 2010年1月12日 |
資本金 | 3,000,000円 |
取引銀行 | みずほ銀行 新宿中央支店 |
まとめ
今回は、不動産会社の担当者同士が効率的にマッチングできるサービス「TRG」について紹介しました。
既存の取扱物件数を増やしたり、ネットワーク・販路を増やしたりしていく過程において、TRGのサービスは非常に役に立つでしょう。
現在、利用者1万人突破まで無料キャンペーンを実施しているので、興味をお持ちの方は早めの登録をおすすめします。
不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。