不動産会社の営業の方は、土日も関係なく働いたり、勤務時間外でも顧客との対応に追われたりする日々が続いているのではないでしょうか?
顧客対応にかかる時間や負担が大きすぎて、本来の業務に時間をかけられないと悩んでいる方も多いはず。
そんな中、2019年に不動産仲介の業務効率改善サービス「PropoCloud(プロポクラウド)」がリリースされました。
PropoCloudを運営しているのは、中古マンション売買サイト「カウル」や「マンションジャーナル」を運営している「株式会社Housmart」です。
2019年3月にスタートしたPropoCloudは、サービスを開始して4年の2023年4月には8都道府県、600店舗以上に導入されています。
今回の記事では、「PropoCloud」を使うことによって具体的にどんなメリットが得られるのか、利用者の評判はどうなのかなど詳しく解説をしていきます。
日常の仲介業務の効率改善に苦心している不動産関係者の方は、ぜひ参考にしてください。
PropoCloud(プロポクラウド)の公式サイトはこちら⇒
PropoCloud(プロポクラウド)のネット上の評判・口コミ
まずは、PropoCloudに関するネット上のユーザーの声を調べてみましたので、いくつか紹介します。
PropoCloud(プロポクラウド)を実際に利用した不動産会社の口コミ・評判
まず、実際にPropoCloudを導入した企業の口コミを紹介しましょう。
プロポクラウド経由にて訪問査定の売主様。無事に専任媒介契約を締結しました(別の営業が💦)。やっぱりプロポクラウドって自動追客し続けるのでめちゃめちゃ便利やと思う。
— 中川 真之祐@不動産めっちゃ売る人 (@shinnosuke_1106) September 22, 2023
導入していない不動産会社さんは絶対導入した方が良いと思う。もちろん一長一短はあると思うけど。
一括売却査定の追客のために使わせていただいているプロポクラウド…契約して4か月ほどですが、4件ほど顧客からの返信があり、なかなかいいなという手応え!しぶとく使っていきます!(^^)/
— 輝夫 (@machidona1) May 12, 2023
プロポクラウドさん(買主)のサービスを始めてみたけど、予想以上に到達しているみたいで、864の方の分母に対してメール送信は521、190の方々が読んでいただいている。思いもよらぬお客さんからレスポンスがいただける機会が増えた気がする。気がするだけかな?w
— 春日 秀典/不動産の「売る」「買う」を正しい方向に指南する人/㈱ロータス不動産代表 (@hidek70) January 8, 2023
BtoBのサービスということもあって、Twitterでの口コミなどは少なかった印象です。
ただ、対象エリアが絞られているにも関わらず、開始スタートから5ヶ月で30店舗、2年で200店舗、2023年4月には累計導入600店舗を突破した実績がありますので、今後も多くの不動産会社に導入されていくのではないでしょうか。
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PropoCloud(プロポクラウド)の特徴・メリット7選
次に、PropoCloudのメリットや特徴について解説していきます。
主な特徴は以下の7つ。
- 顧客のアクションが可視化される
- AIが条件に合った物件を自動で選定してくれる
- 購入時の諸経費を自動で算出してくれる
- AIによる将来的な不動産価格の推定もできる
- 導入した当日から使える
- 追客の効率が大幅に向上する
- 独自のデータベースを持っている
それぞれ見ていきましょう。
PropoCloud(プロポクラウド)の特徴・メリット1.顧客のアクションが可視化される
PropoCloudは、やり取りをしている不動産の購入希望者の動きを、管理画面で逐一チェックすることができます。
出典: PropoCloud
やりとりが履歴として残るので、対応もれの心配もありません。
また、メールの開封や特定の物件への「いいね」など、顧客の動きを細かく把握できるため、見込み度合いの高い顧客に対して効率的な営業活動を行うことができます。
PropoCloud(プロポクラウド)の特徴・メリット2.AIが条件に合った物件を自動で選定してくれる
PropoCloudを活用すると、顧客が物件の条件を入力するだけで、自動的におすすめの物件を提案してくれます。
出典: PropoCloud
本来であれば、不動産会社の担当者が何十分もかけて物件を調べ、条件に合ったものを選び出さなければならないため、大幅な時間短縮につながります。
PropoCloud(プロポクラウド)の特徴・メリット3.購入時の諸経費を自動で算出してくれる
PropoCloudを使えば、本来担当者が計算・解説しなければいけない物件購入後にかかる諸経費も、自動で計算されます。
出典: PropoCloud
ひとつひとつ計算する手間が省けるのは大きいですよね。
PropoCloud(プロポクラウド)の特徴・メリット4.AIによる将来的な不動産価格の推定もできる
PropoCloudは、購入したときだけでなく、将来的に売却する際の価値などもAIで推定可能です。
出典: PropoCloud
将来売却する際に、高い資産価値が残っていることを示すことができれば、説得力のあるセールストークを展開できるのではないでしょうか。
PropoCloud(プロポクラウド)の特徴・メリット5.導入した当日から使える
不動産テックサービスが増えてきた今、便利なサービスは毎日のように誕生しています。
ただ、役に立ちそうだからと安易に新しいサービスを導入すると
- 膨大なデータ等の移行作業
- すべてのスタッフが操作方法を教えなくてはならない
などの手間がかかることも多いです。
PropoCloudは、独自のデータベースで物件情報を集約しているため、導入後に物件登録の作業が必要ありません。
導入したその日からすぐに利用ができる上に、シンプルで分かりやすい設計なので誰でもすぐに使いこなせます。
PropoCloud(プロポクラウド)の特徴・メリット6.追客の効率が大幅に向上する
PropoCloudを活用すると、テンプレでカンタンに文章を作れたり、自動で顧客との対応を進めてくれたりします。
常に顧客とのやり取りに時間を取られていた方は、より優先順位の高い仕事に時間を費やせるようになります。
PropoCloud(プロポクラウド)の特徴・メリット7.独自のデータベースを持っている
PropoCloudの運営会社のHousmartは、中古マンション購入のポータルサイト「カウル」の運営を通じて、独自のデータベースを確立しています。
PropoCloudを導入したその日からデータベースを利用できるので、買い手にとっての選択肢も広がりますね。
PropoCloud(プロポクラウド)の公式サイトはこちら⇒
PropoCloud(プロポクラウド)のデメリット・注意点2選
続いては、PropoCloudのデメリット・注意点
- 利用できるエリアが限定的
- 対応は居住用中古マンションと新築戸建、中古戸建、土地のみ
について解説していきましょう。
PropoCloud(プロポクラウド)のデメリット・注意点1.利用できるエリアが限定的
PropoCloudを利用できるエリアは、下記の8都道府県のみです。
- 東京都
- 神奈川県
- 埼玉県
- 千葉県
- 大阪府
- 京都府
- 兵庫県
- 愛知県
他の地域では、残念ながら利用することはできません。
ただ、サービス開始から順調にエリアを拡大しているため、今後の発展にも期待しましょう。
PropoCloud(プロポクラウド)のデメリット・注意点2.対応は居住用中古マンションと新築戸建、中古戸建、土地のみ
PropoCloudのデータベースに掲載されているのは、居住用中古マンション(オーナーチェンジは除く)、新築戸建、中古戸建、土地となります。
投資用のマンションやアパートなどは対象外であることに注意しましょう。
PropoCloud(プロポクラウド)の運営会社Housmartの会社情報・会社概要
PropoCloudを運営しているのは、株式会社Housmartです。
代表の針山さんは、一橋大学を卒業後に大手の不動産会社で仲介業をしていたエリートサラリーマンでした。
2014年9月に株式会社Housmartを立ち上げ、テレビや雑誌などでも取り上げられています。
株式会社Housmartの会社概要
会社名 | 株式会社Housmart (ハウスマート) |
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本社 | 東京都港区新橋5丁目35−8 水野ビル2階 |
代表取締役 | 針山 昌幸 |
設立 | 2014年10月 |
資本金 | 976,458,382円(資本準備金含む) |
株式会社Housmartのサービス1.カウル
HousmartはPropoCloud以外に、大きく2つのサービスを提供しています。
そのうちのひとつが、AIを活用した透明性の高いマンション購入プラットフォーム「カウル」です。
2016年にサービスを開始した「カウル」は、2023年には会員数が12万人を突破しました。
物件の推定価格と将来的な価格の推移をAIで調べることができる便利なサービスです。
株式会社Housmartのサービス2.マンションジャーナル
「マンションジャーナル」は、中古マンションを購入する際に多くの人が疑問に思うポイントを解説してくれているメディアです。
非常に丁寧で分かりやすい記事が多数公開されているので、これから中古マンションの購入を検討されている人はぜひ活用してみてください。
まとめ
今回は、株式会社Housmartが運営する「PropoCloud」について紹介してきました。
リリースから4年で600店舗に導入されている、実績あるサービスです。
仲介業務の無駄が改善されれば、不動産会社の生産性はグッと高まるでしょう。
PropoCloudが、仲介業者のスタンダードになる日も遠くないかもしれませんね。